第九話 南西諸島攻略作戦(後編)その3
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ろうと何度もしたのですけれど、駄目って言われっぱなしで。あ、でも、それは姉様も同じだったのですよね!!そっか、そっか。」
「あ、あのう―――。」
「でも、でも!!やっとこれからは一緒にいられるんですよね!!!お話ししたいことはとってもたっくさんあるんですから!!!横須賀鎮守府から佐世保鎮守府にやってきてからいろんなことを経験して――」
自分にしがみついて機関銃のごとくまくしたてる艦娘を紀伊は呆然と見ていた。紀伊だけでなく、周りのみんなも呆然としている。
(まさかとは思うけれど・・・・これが・・・・・。)
「姉様?」
気が付くと艦娘がこっちを見上げている。やっとしゃべり終えたのに、何も言わないので不審に思ったようだ。その艦娘に向かって、紀伊はおずおずと尋ねた。
「あの・・・・あなたはもしかして・・・・・私の、妹?」
「へ?」
ひゅうっといううそ寒い風があたりを吹き抜けた。
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