第54話
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「………ったく、物騒な事を進めるんじゃねえ。とにかく―――納得しろ、とは言わん。」
ルファディエルの話を聞いたセルゲイは溜息を吐いた後、気を取り直して言った。
「え………」
「だが、現実を直視し、自分達に何がどこまで出来るか見極めるってのも時には必要だ。そして、その悔しさを忘れない限り、いつかきっとチャンスは来るだろう。お前達の諦めがなけらば、な。」
「………わかり、ました………この件に関しては………手を出すのは止めておきます。」
「ロイド………」
「「「「ロイドさん……」」」」
「やれやれ……だな。」
こうして……記念祭3日目は過ぎて行った。ティオの過去、知られざる兄の話、仔猫と言う謎のハッカー、ルバーチェに関する詳細な情報………―――そしてクロスベルの歪みを体現したかのような”黒の競売会”。それらがグルグルと頭の中をめぐり、いつしかロイドは眠りに落ちていった――――
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