第53話
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、わたしやティータさんみたいに機械系に強いでしょうし………)
ティオは納得した表情で考え込んでいた。
「―――まあ、謎は残されましたが収穫はあったみたいで何よりです。それでは、報酬を頂きましょうか?」
「はあ………わかったっつーの。アンタらの助けがなかったらここまで辿り着けなかったしな。」
そしてヨナはロイドに記録結晶を渡した。
「これが………俺達が興味を示す情報か。」
「………ぶっちゃけて言うと”ルバーチェ”絡みの情報。関連情報もまとめといたからアンタらには重宝すんじゃねーの?」
「それは………」
「………なるほど。確かに一番ん知りたい情報ですね。」
ヨナに尋ねられたロイドとティオはそれぞれ真剣な表情で頷いた。
「言っとくけど、知ってるヤツなら全部知ってるような情報ばかりだぜ?たとえば警察の上層部なんかはとっくに掴んでるネタばかりだろ。」
「いや、助かるよ。そういう情報が回ってこなくてちょっと困ってた所だったからさ。」
「あっそ、よかったじゃん。………あ〜もう………今日はもう寝る!また明日、さっきの手掛かりを元に”仔猫”の正体を追ってやるからな〜!」
「はは、まあ程々にな。せっかくの記念祭なんだから引きこもってばかりいないでデートでもしてきたらどうだ?」
ソファーに寝転がって暴れているヨナをロイドは苦笑しながら言ったが
「う、うるせー。余計なお世話だっつーの!この弟草食男子を装った喰いまくりのリア充野郎が!」
(かかかかっ!それがロイドよ!)
「………意味不明だけど、不当に中傷してるみたいだな?」
ヨナの言葉を聞き、ヨナを睨んだ。また、ギレゼルは笑った後胸をはっていた。
「そういえば………ロイドさん、記念祭の初日にセシルさんとデートしてましたね。」
「へ………」
「その後も、ノエルさんたち姉妹と両手に花で楽しく過ごし、さらに夕食はセシルさんとルファディエルさんと過ごしたとか………なるほど、経験者の言葉には重みがありますね。」
「その、ティオさん。何が仰りたいんでしょう………?」
そしてジト目のティオに見つめられたロイドは冷や汗をかいて苦笑しながら尋ねたが
「いえ、特に何も。」
ティオは答えなかった。
その後ロイドとティオは支援課のビルに戻り、ランディやエリィ、セティ達と共にヨナからもらったルバーチェの情報を端末で見始めた………
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