第53話
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です。わたしだって………同じ支援課のメンバーでしょう?」
「………そうだな。ははっ、確かにその通りだ。」
「……ふふっ………」
(ほう………心からの笑顔を見せるとは久しぶりだな………)
苦笑しているロイドを見たティオは微笑み、それを見たラグタスは興味深そうな様子になった。
「あ………」
「???どうしたんですか………?」
「いや、その……ちゃんと笑ってる顔、初めて見たかもって思ってさ。」
「べ、別に笑っていません………!これはその………気が抜けてしまっただけで………」
「はは、照れるなって。うーん、でも勿体ないな。ティオ、元がすごく可愛いんだから普通に笑えばモテモテだろうに。」
「す、すごく可愛いって………〜〜〜っ〜〜〜………!」
ロイドに微笑まれたティオは驚いた後頬を赤らめて呆れた表情でロイドを睨み
(かかかかっ!さすがだぜ、ロイド!ここで一気にお前の株が上がったぞ!)
(………ついにティオにまで手を出してきたか……………一度、ルファディエルにこの男の異性に対する教育はどうなっているのか、聞いておかなければならないな…………)
2人の会話を聞いていたギレゼルは笑い、ラグタスは顔に青筋を立てた後、考え込んでいた。するとその時
「えー、コホンコホン。」
エニグマからヨナの声が聞こえて来た。
「おっと。」
「ヨ、ヨナ!?い、い、いつから聞いていたんですか!?」
ヨナの声を聞いた2人は驚いた。
「いや〜、笑ってる顔は初めて〜、とかのあたりだけど………ハハッ、なんか珍しいモンを聞かせてもらっちまったなー。まさかアンタがそんな風に慌てるなんてねぇ。」
慌てているティオに笑いながら答えたヨナだったが
「………それ以上無駄口叩いたら”ポムっと!”で40連鎖します。」
「それは仕様的に無理だから!ってか、アンタなら本当にやりかねないけど………」
ティオの言葉に突っ込んだ後溜息を吐いた。
「それで、ヨナ。”仔猫”の正体はちゃんと掴めたのか?」
「ハッ、ボクを誰だと思ってるんだっつーの。無事、アドレスは掴んだからそっちにも情報を送るぜ。」
「………?妙な添付ファイルが付いてるみたいですけど……」
ヨナの言葉の後、送られたメールを見たティオは不思議そうな表情で尋ね
「添付ファイル〜?―――って、なんだこりゃ!アドレスを割り出したログにどうしてこんなものが………」
尋ねられたヨナは何かに気付いて驚いていた。
「開いてみましょうか。」
そしてティオは端末を操作し
「え………」
「これは……!?」
”Congratulation”という文字を見てロイドと共に驚いた。
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