第52話
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たには何かあると思っていたよ!)
ランディの様子を見たギレゼルは笑い、エルンストは笑った後不敵な笑みを浮かべた。
「さあエステルチーム、広場を通過して三周目に突入!このまま独走を許せば彼女達の勝利となりますが………おっと〜、やはりそうは問屋が卸さないようですっ!」
「来たわね―――って。え、何で一人なの………!?」
第二チェックポイントへの道を阻むヴァルドを見たエステルは棒を構えたが、ヴァルド一人である事に驚いた。
「―――まさか!?」
一方何かに気付いたヨシュアが声を上げたその時!
「―――当たり。」
静かな笑みを浮かべ、建物の屋根にいるワジが跳躍して強襲して来た!エステル達とワジ達の戦いは一進一退の攻防だった!
「やるじゃない!」
「ハッ、そっちこそな!」
「フフ………相当やるね、お兄さん。」
「君の方こそ………―――エステル、行くよ!」
「うんっ!」
互いの健闘を称えあったエステルとヨシュアは第二チェックポイントに向かい
「ヴァルド、追撃だ!」
「言われるまでもねぇ!」
ワジは第一チェックポイントの装置を光らせた後、ヴァルドと共にエステル達を追って行った!
「激しいデッドヒートを始めた両チーム!もうこれで、この2チームに勝利は絞られてしまうのでしょうか――――」
その様子を見ていたグレイスが解説をしていたその時!
「おおおおおおおおっ………!せいっ!!」
なんとランディがすざましいスピードで装置に近づいて思い切りたたき、ランディに叩かれた装置は煙を出していた!
「す、凄い………!凄まじいパワーです、ランディ選手!というかあの装置………完全に壊れちゃってない?」
その後エステルを筆頭に3人が第三チェックポイント目掛けて走っていた。すると4人は何かに引っかかって転倒した!
「な、なんだァ!?」
「ワイヤートラップ!!」
転倒したヴァルドやヨシュアが驚いたその時!
「―――引っかかったな!」
ロイドが建物の屋根を走って跳躍してエステル達の前に着地した後、第三チェックポイントの装置を叩いて光らせた!
「くっ………!」
「行かせるかあ、こらあっ!!」
それを見たエステルとヴァルドが立ち上がって武器を構え
「待った………!」
「もう一人は―――!?」
ランディが居ない事に気付いたヨシュアとワジが声をあげたその時!
「ヒャッハ――イッ!油断大敵だぜ!喰らいなっ!!」
ランディが建物の階段を昇って、エステル達の中心地にスタンハルバードを叩き付けて、すざましい衝撃波を発生させて怯ませた!
「ナイス、ランディ!」
「おお!このままゴールす
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