第51話
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わすにしても的確な判断ができるだろう。」
「うーん、わかった。やってみるよ。どっちも手強そうだけど………参加するんなら勝ちに行こう!」
「ハハ、その意気だぜ。………そうだな。せっかくだからコンビネーションを使った戦技もこのあたりで試しておくか?」
「ええっ………いきなり大丈夫か?」
「なに、お互いのクセもだいたいわかってるだろうしな。ぶっつけ本番にはなるが―――」
こうしてチェイスバトルが始まり、3組のチームはそれぞれの位置についた。
「―――それじゃあ、号令は私が務めさせてもらうわね。最初の空砲で第一チームがスタート。5秒後の空砲で第二チームがスタート。更に5秒後、最後の空砲で第三チームがスタート。」
「………タイムのカウントはわたしが担当します。」
「では、我々は見物人が巻き込まれないよう配慮しよう。」
3組のチームがそれぞれの位置につくとエリィとティオ、アッバスが申し出た。
「フフ、舞台は整ったみたいだね。」
そしてワジが静かな笑みを浮かべて呟いたその時
「いいえ、真打ちがまだよ!」
グレイスがカメラマンを連れてロイド達に近づいてきた。
「グ、グレイスさん!?」
「確かクロスベルタイムズの………」
「やっほー、ボーイズ&ガールズ。何だか面白そうなことをやろうとしてるみたいじゃない?お姉さんも一枚かませなさいよね!」
「か、かませなさいって………」
「ハッ、何をしやがるつもりだ?」
「答えは―――これよ!」
ロイドとヴァルドに尋ねられたグレイスはマイクを取り出し、カメラマンはカメラを構えた!
「レースといえばやはり実況!カメラマンも連れて来たから思いっきり盛り上げてあげるわ!」
ロイド達に答えたグレイスはカメラマンと共に高い位置に移動して、ロイド達を見下ろした。
「なんだか本当にお祭り騒ぎになった気が………」
「あはは、いいじゃない。喧嘩より何倍も楽しいわよ♪」
「やれやれ………せいぜい期待しときますか。そんじゃあ、そろそろ始めよう。」
「フフ、そうだね。ヴァルド、用意はいいかい?」
「ハッ、いつでもいいぜ。」
そしてワジとヴァルドはスタートラインに移動し、それを見たエリィは導力銃を空に向け
「………それではカウントを始めます。”3(トライ)”………”2(ツヴァイ)”………”1(アイン)”………”0(ヌル)”!」
ティオのカウントが終わると同時に空砲を撃った!エリィが空砲を撃った瞬間、ワジとヴァルドは走り出した………!
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