2巻
対勇者戦(2)
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ら、二人は負傷しているにも関わらず翼から放たれた粒子によって傷も回復した。
「どうやら決着は付いたようだな、胡桃」
「あ、アンタは何者なの?翼が生えているって事は神族か天使でしか!」
「胡桃、一真の翼をよく見て。6対12枚ある金色の翼は神族の上位神の証、一真は異世界から来た神で創造神黒鐵。でいい?」
「まあな。俺の正体を知っている者は数少ないが改めて自己紹介を・・・・我の名は創造神黒鐵、異世界から来た神である」
一瞬にして大天使化した事で、一真が勇者でも魔族でもない事を知ったのは見学していた斯波だけである。神族と言うのは何となくだったが、それが確信になったからだと思う。あのままだと頭から激突する運命だったが、脇腹の痛みも無かった事で緑と青のオッドアイで見る瞳は、昔一緒に過ごしたあの頃と同じだと思った胡桃。
「(・・・・そっか。五年と言う月日が経って何もかも変わってしまっても、東城刃更=織斑一真にとって私は妹のような存在なんだ)」
「心の声がダダ漏れであるが、子供扱いと言うより純粋に大切な家族同然だとな」
「一真は相手がどれだけ許されないと思っても、《里》の命令は絶対だとしても私達にとってどう言う存在だったのかを思い知った。幼い頃、私と胡桃は一真の側に居て見つめ続けた事も」
「ま、それだけでも理解が早いなら助かる。二人が大丈夫なら俺はそろそろ行かせてもらうぜ、高志との決着をな」
二人を見ると決着が付いたかのようにしていたので、俺は無言で空を飛びそのまま飛び立った。駅の方へ向かったが、果たしてもう一つの戦いの場はどうなっているか俺としては状態も聞いていない。
こちらが決着付く前に禁手化した深雪と戦っていた高志は、『白虎』を使った事で上へ向けたが無傷となってドラゴンの翼で上空にて静止していた。それを見ていた斯波と澪&万理亜は深雪の鎧姿に見惚れていた。
「あれが深雪姉さんの鎧姿?」
「蒼い鎧化、ドラゴンの力を具現化して全身鎧となった深雪さん相手にはどうでしょうかね」
「うーん、ドラゴンの力を鎧化何て聞いた事ないけど現実だからなー。ラードゥンだったよね、あの力についてはどんな力なのかな?」
「勇者の一族に情報提供しませんが、今は私達と一緒に見学しているんで提供致します。アレは深雪様の言う通りドラゴンの力を身に纏った鎧化であり、本来なら神器を使った事で禁手化出来ますけどアレの場合はドラゴンの力を具現化させた事で禁手化が出来るようになりました」
私ラードゥンは刀花さんと共に説明してましたが、異世界から来た私達なので神器やら禁手とは何か?と問われると簡単に説明していた。本来なら澪と万理亜の策により、接近戦で時間稼ぎ後に澪はビル内に走る水道管や貯水槽の水を攻撃魔法に利用するよう意識
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