暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(零篇)
外伝〜叡智の契約〜(2章終了)
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ないわね〜。よーし、来月の本公演までに今の百倍は良くしていくわよ〜!付いてきなさい、リーシャ!」

「はい、イリアさん………!」

そして笑顔のイリアの言葉に笑顔で頷いたリーシャはイリアと共に劇場の中へと入って行った。


〜2時間後・ラギール商会〜



イリアとリーシャが劇場の中へと入って、少しの時間がたつと人間の姿をしたルファディエルはラギール商会の店舗に入った。

「いらっしゃい………ませ……」

店に入って来たルファディエルを見たエリザベッタは声をかけ

「こんにちは。クロスベル警察、特務支援課のルファディエルよ。支店長と面会できるかしら?」

ルファディエルはエリザベッタに尋ねた。

「今日は……何の御用でしょうか……?」

「………”黒月”の事で良い情報が手に入ったから、支店長と商談がしたいのだけど。」

「………かしこまりました………少々………お待ちください………」

ルファディエルの言葉を聞いたエリザベッタは階段を昇って姿を消した後、少しの時間がたつと戻って来た。

「おまたせ………しました……ぜひ、話をお聞きしたいとの事ですので………そのままチキ様がいるお部屋に向かって頂いて……構いません。場所は……わかりますか?」

「ええ。それじゃ、お邪魔するわね。」

エリザベッタの言葉を聞いたルファディエルは頷いた後、階段を昇って、チキの部屋に入った。



「いらっしゃいませ。今日は何でも”黒月”の情報で良い情報があるとか………」

部屋に入って来たルファディエルを見たチキは椅子から立ち上がって、ルファディエルに軽く会釈をして尋ねた。

「ええ。”銀”の正体の情報を偶然手に入れましてね。………どうですか?」

「!……わかりました……取引条件に関しての詳しい話をしたいので……どうぞソファーにおかけ下さい。」

ルファディエルの話を聞いたチキは驚いた後、ルファディエルをソファーに座るように促し、自分もソファーに座った。

「それで………本当にあの”銀”の正体がわかったのでしょうか………?私共の方でも探っているのですが………未だにわかっていなくて………」

「ええ、銀が正体を現した時の証拠も今日は持ってきています。」

「!そうですか………それで………何をお望みでしょうか………?」

ルファディエルの話を聞いたチキは驚いた後真剣な表情で尋ねた。

「情報と交換でどうですか?」

「情報………といいますと、何の情報がよろしいでしょうか………?」

「……私がこちらを訪ねる度にエレボニアとカルバードのクロスベルに対する動きの情報を無条件で教えてくれるという交換でどうでしょうか?……勿論、ルバーチェや黒月もその中に入っています。」

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