第48話
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「は、はい………!それじゃあ私、そろそろ行きますね。ロイドさん、エリィさん。どうか頑張って下さい。」
「ああ……!」
「ええ、あなたも頑張って。」
そしてロイドの説明を聞いたリーシャは嬉しそうな表情で頷いた後、ロイド達から去って行った。
「さてと……俺達もステージが始まるまでどこか別の場所で待機するか。………ん、どうしたんだ?」
リーシャが去った後ロイドはエリィに提案したが、リーシャが去った方向をじっと見つめているエリィの様子に首を傾げて尋ねた。
「はあ………まったくもう。これで無自覚なんだからタチが悪いというか………」
(………将来、女性達を泣かせるような男性にしないよう、教育しないとね……)
(かかかっ!こんな時にもしっかりフラグをたてるとはさすがはロイドだな♪)
尋ねられたエリィは頬を赤らめて溜息を吐き、その様子を見ていたルファディエルは溜息を吐いた後考え込み、ギレゼルは陽気に笑っていた。
「へ………」
「―――何でもありません。それよりも、あそこまではっきりと約束したんだから。今回の事件………絶対に解決しないとね?」
そして呆けているロイドをジト目で見つめたエリィは微笑んだ。
「ああ、勿論だ……!」
「……そういえばずっと気になっていたんだけど、どうしておじいさまにメヒーシャを護衛に付けたの?ルファディエルさんの推理があったから?」
「あ……うん……まあ、それもあるんだけどね。……念のために護衛を付けておいても損はないだろう?」
「フフ、アーネストさんがいるから別にわざわざメヒーシャに護衛してもらわなくても大丈夫よ。アーネストさん、ああ見えて剣術の腕は結構凄いらしいし。」
「……………………そうだな。(俺の推理が間違っていた場合でも、それはそれでいい………)」
自分の話を聞いて微笑んでいるエリィを見たロイドは重々しい様子を纏わせて頷いた後、エリィから視線を逸らして真剣な表情で考え込んでいた。その後ロイド達は別の場所で待機し、劇が始まるのを待っていた。
そしてアルカンシェルの新作、”金の太陽、銀の月”が開幕した…………!
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