第48話
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ているとは思うけどリウイ達のクロスベル来訪やイリーナ様の出身の事は話したら駄目だからね?さっきも忠告したけど、これらはメンフィル皇室内の重要秘密なんだから。」
「………正直な所、リウイ陛下とイリーナ皇妃のクロスベル来訪は警備などの関係で見逃したくないんですけどね……」
カーリアンはノエルに注意し、それを聞いたノエルは真剣な表情で考え込んだ。
「ああ、そんなの絶対にいらないわよ。リウイに警備なんていらないし、イリーナ様には私クラスの護衛がついているわ。あなたたちが束になってかかってきても、余裕で勝てるわよ♪というか却ってリウイ達の邪魔になると思うわよ?」
「………そうですね。今日の貴女の戦闘を見たら、本当にそう思えてきました。」
「カーリアンさん。あんまりノエルさんをいじめないで下さい。」
そしてカーリアンの説明を聞いたノエルは複雑そうな表情をし、その様子を見たティオはカーリアンに突っ込んだ。
「そんじゃあ、またな。」
「はい………!それではお疲れ様です!」
ランディの言葉にノエルは頷いた後敬礼し、警備車両に乗り込み、そして運転をして去って行った。
「さて……と。私もここらへんで失礼するわね。」
ノエルが運転する警備車両が去った後、カーリアンはロイド達を見回して言った。
「………お忙しい中、今日は私達を手伝ってくれて本当にありがとうございました。」
「カーリアンさんのお蔭で、塔内の探索も大分楽ができました。ありがとうございました。」
カーリアンの言葉を聞いたエリィはカーリアンに会釈をし、ロイドは頭を下げ
「フフ、またお会いできるといいですね。」
「ええ………カーリアン様はしばらくクロスベルに滞在するのですか?」
セティはカーリアンに微笑み、エリナは頷いた後尋ねた。
「まあね。……それじゃあね♪あなた達のこれからの活躍……期待させてもらうわ♪」
尋ねられたカーリアンは頷いた後、ロイド達にウインクをし、どこかに去って行った。そしてカーリアンを見送ったロイド達は互いの顔を見回して相談をした後、支援課のビルに戻って行った。
その後――――ロイド達はアルカンシェルの関係者に連絡してプレ公演での段取りを詰めていった。その結果、ロイドとエリィが当日劇場内での警戒活動に当たり………ランディ達は劇場外で待機、エリナは劇場の屋上に待機して、空を飛んでいつでも犯人を追えるようにし、さらにロイドの提案により、メヒーシャをプレ公演の際、マクダエル市長の護衛に当てるよう手配した。そしてプレ公演当日――――ロイド達がそれぞれの所定の配置に付き、捜査一課を主体とした刑事達の警備の中、マクダエル市長を含めた招待客たちが次々とアルカンシェルに入り始めた。
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