第46話
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達を見ているとエステル達を思い出すわね♪」
一方カーリアンは口元に笑みを浮かべて答えた。
「へ………」
「カーリアン様はエステルさん達ともお知り合いなのですか?」
カーリアンの言葉を聞いたロイドは呆け、エリィは驚きの表情で尋ねた。
「ええ。というかティオや私、リウイ達が一緒にエステル達と共に戦った事もあるわよ♪」
「えええええっ!?」
「ティ、ティオちゃんが………エステルさん達やリウイ陛下達と……!?」
「おいおいおいおい………!ティオすけ、お前一体どんな体験をしたんだよ!?」
そして笑顔で言ったカーリアンの話を聞いたロイドは驚きの表情で声を上げ、エリィとランディは信じられない表情でティオを見つめた。
「カーリアンさん………あんまりその話を持ち出さないでくれます?説明を誤魔化すのもめんどくさいんですから……」
一方ティオは溜息を吐いた後、ジト目でカーリアンを見つめて言った。
「あら。”影の国”の件、話していなかったの?」
「あのですね……わたしはエステルさんや貴女達と違って、ただの一般人ですよ?第一あの後七耀教会の封聖省から来た人に絶対に口外しないように注意されているんですから、言えませんよ…………もし誰かに話したのがバレた時、面倒な事が起こるのはわかりきっていますし。」
意外そうな表情をしているカーリアンにティオは呆れた表情で溜息を吐いた後、ジト目でカーリアンを見つめて言った。
「別にそんなのどうでもいいじゃない〜。いざとなったらリウイ達が庇ってくれるわよ♪」
「………あんまり親しくなかったわたしをリウイ陛下達がかばうなんて、普通に考えてありえないんですけど………」
そして口元に笑みを浮かべながら言ったカーリアンを見たティオは溜息を吐いて呟いた。
「ティ、ティオ……本当に何があったんだ??」
「今、七耀教会や封聖省って聞こえたけど……まさか古代遺物関係?」
その時ロイドが戸惑いながら声をかけ、エリィは真剣な表情で尋ねた。
「―――はい。ですから、わたしからは詳しい説明はできないんです。わたしが体験した”特殊な事情”の詳しい話を口にすることは七耀教会や財団からも禁止されていますので。」
「だったら、もう一人の事情を知るお姉さん!俺達にティオすけの”特殊な事情”を教えて欲しいッス!」
ティオの説明を聞いたランディはカーリアンに視線を向けて尋ねたが
「めんどくさいからパスよ。」
「ガクッ……」
あっさりカーリアンに断られ、肩を落とした。
(フフ……まあ、あまり人に話せる事ではありませんものね。)
(そうだよね〜。というかまず、話を聞いて信じるかどうか妖しいよ
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