第46話
[5/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
カーリアンを見つめて小声で呟いた。
「ランディ、どうしたんだ?」
その様子に気付いたロイドはランディに尋ねたが
「いや……なんでもねえ。………いや〜、生憎ながら知らないッスね〜。だから、わからないッスね〜。」
ランディは誤魔化し、そしてふざけた様子でカーリアンを見つめて言った。
「フフ、そう……………それじゃ、行きましょうか♪」
ランディの答えを聞いたカーリアンは興味ありげな様子でランディを見つめて言った後、ロイド達に促し
「え、ええ。」
促されたロイドは戸惑いながら頷いた。
こうしてノエルとカーリアンを加えたロイド達は”星見の塔”の中へと入って行った。
「これは……」
「……すごいわね……中世の建造物だそうだけど。あの光っているのは蛍か何かかしら……?」
塔内に入ったロイドとエリィは塔内の景色に驚き
「うーん、そうみたいですね。どうもこの塔、封鎖されてから十年近く放置されてるみたいで。本当は、ちゃんと調査をした方がいいとは思うんですけど……」
ノエルはエリィの言葉に頷いた後、溜息を吐いた。
「ま、あの事なかれ主義の司令のことだ。提案しても予算の無駄だって却下するのは目に見えてそうだな。」
「はあ、そうなんですよね……先輩、よくあんな司令の下で働いていましたよね?あたしにはとても無理ですよ。」
「ハハ、だから俺も警察なんかにいるんじゃねえか。」
「あ、なるほど。」
「あら……でも。あなたが警備隊を辞めたのは女性関係が原因じゃなかったの?」
「そういや、そんな話をしてたな。」
ランディとノエルが会話をしていると、エリィとロイドが割り込んだ。
「おっと……まあ、それもあるけどよ。」
「んー、おかしいなぁ。ベルガード門にいる友達からはランディ先輩の浮いた話しってあんまり聞きませんでしたけど……」
「あー、色々あんだよ。男と女の関係ってのはな。」
考え込みながら呟いたノエルの言葉を聞いたランディは苦笑しながら答えた。
「「………………………………」」
一方、ティオとセティは呆けた様子で黙り込んでいた。
「どうした、ティオ、セティ?何か気になるのか?」
「いえ……どうやらこの場所は、少々、変わっているようです。」
「ええ。それは私も感じました。」
「変わっている……?」
「どういう事だ?」
2人の答えを聞いたロイドとランディは首を傾げ
「………なるほど。なんとなく感じていたけど”影の国”と似たような感じね?」
カーリアンは納得した様子でティオに尋ね
「ええ、そんな感じです。」
尋ねられたティオは頷いた。
「”影の国”?」
「
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ