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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(零篇)
第46話
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して、女性―――カーリアンを見つめた。

「ああ〜、ウィル達の子供達か!道理で見た事あると思ったわ。」

セティ達の名前を聞いたカーリアンは納得した様子で頷き

「えええええええっ!?あ、貴女があの………!」

(あら……噂に聞く”戦妃”とまさかこんな所で出会うなんて……)

カーリアンの名前を聞いたロイドは大声で驚いた後、信じられない表情でカーリアンを見つめ、ルファディエルは意外そうな表情をしてカーリアンを見つめ

「なんだ、知っているのか?」

「……どこかで聞いた事があるような気がするんですけど………」

ロイドの様子を見たランディは尋ね、ノエルは考え込んでいた。



「………ああ。―――メンフィル帝国、前皇帝にして現メンフィル大使、”英雄王”リウイ・マーシルンの側室の一人―――”戦妃”カーリアン……!」

「なっ!?あ、あの精鋭揃いのメンフィル帝国の中でも1,2を争う実力を持つとも言われる武将ですか!?」

「ハアッ!?なんでそんな大物がこんな所にいるんだよ!?」

そして真剣な表情でカーリアンを見つめながら言ったロイドの話を聞いたノエルとランディは驚いた後、カーリアンを見つめた。

「フフ、自己紹介は必要ないようね♪……それにしても……懐かしい顔がいるじゃない♪」

一方見つめられたカーリアンはウインクをした後、ティオに視線を向け

「……どうも。……というか何故、こんな所に貴女がいるんですか?」

ティオは軽く頭を下げた後、静かな表情で尋ねた。

「ええっ!?」

「ティ、ティオちゃん……まさか、カーリアン様とお知り合いなの!?」

その様子を見ていたロイドは驚き、エリィは信じられない表情で尋ねた。

「……ええ。ある”特殊な事情”でしばらく共に行動した事があるんです。」

(ま、また……)

(い、一体どんな事情なのか、本気で気になるんだけど……)

(マジで知りて〜!)

そしてティオの説明を聞いたロイドは苦笑し、エリィは表情を引き攣らせ、ランディは真剣な表情でティオを見つめた。

「フフ……ティナが生まれ変わったとかいう人間がウルスラ病院で働いているって聞いてね、その娘に会いにいってたのよ♪」

(ティナ……?生まれ変わり……?一体何の話だ……?)

カーリアンの説明を聞いたロイドは不思議そうな表情でカーリアンを見つめていた。

「―――なるほど、”あの人”ですか。……ですが、何故ここに?ここは街道から外れた場所ですが………」

「ただの暇つぶしよ♪この辺の魔獣達は弱すぎて話にならないし、たまたま目に入ったその塔にもちょっと興味が出てきてね。こうして来たって訳♪それで貴方達がカルバードの伝説の暗殺者とやらに会いに行くっ
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