第49話
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的に極秘とされた事件を知っている事にロイドは呆け、レンは驚きの表情で訊ねた。
「………まあね。その事件にレンも関わっていたし。」
「小嬢もって事は……遊撃士としてか?」
「…………………」
「!まさか君は…………」
レンの答えを聞いたランディが不思議そうな表情をしている中、セルゲイは目を伏せて黙り込み、ある事に気づいたイアンは信じられない表情でレンを見つめたが
「うふふ、本人の許可もなく他人の過去を暴くのはマナー違反じゃないかしら?」
「!……そうだな…………」
「???」
意味ありげな笑みを浮かべたレンに声をかけられると目を見開き、そして重々しい様子を纏って頷き、その様子が気になったロイドは不思議そうな表情をしていた。
「話を続けるが……結局、その事件は解決したんだ。しかし彼女の言う通りかなり深刻な内容だったので結局は極秘扱いになってしまった。私は民間のアドバイザーとして偶然、関わっていたんだが………」
「ちょ、ちょっと待ってください!もしかしてキーアがその数年前にあったという”D∴G教団”事件の被害者である可能性が………!?」
イアンの説明を聞いてある事を察したロイドは驚きの表情で尋ねた。
「そうだったんですか………」
「キーアちゃんがその事件に巻き込まれていなくて、安心しました………」
イアンの話を聞いたロイドとエリィは安堵の溜息を吐いた。
「ただ、結局キーアについては振り出しに戻っちまったんだがな。」
「ま、いいんじゃないッスか?身寄りが見つかるまで俺達が面倒見りゃいいんだし。」
「まあ、問題はその身寄りが見つかるかどうかだけどね。」
「ああ、当分の間はここで保護した方がいいだろう。ただ、本当に身寄りが無かった場合………里親を探すなり、教会の福音施設に預ける事も考えるべきかもしれない。」
「そ、それは………」
「………で、でも………」
「いずれそういう事も含めて考える必要があるってことだ。子供一人を預かって育てるってのはハンパな覚悟で出来る事じゃねぇ。どれだけその子が可愛くったってな。」
イアンの話を聞いて迷っているロイドとエリィにセルゲイは真剣な表情で忠告した。
「そう、ですね………」
「確かに、猫の子を預かるのと同じわけにはいかねぇしな………」
「はは、すまない。厳しい事を言ってしまったな。そういえば、任務から戻ってきたばかりみたいだな。報告もあるだろうし、私はそろそろ失礼させてもらうよ。」
「いえ、そんな。実は先生にも相談しようかと思っていた案件だったんですが………」
「ほう、私に?」
「ええ、実は―――」
ロイド達はセルゲイとイアンに失
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