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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
154 飛行訓練
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ったが杖を出し、落下してくるネビルを止めようしたが、それより一手早く、地味に近くに居たアニーが止める。アニーはその杖さばきでそっとネビルを地面に下ろす。

「ポッター、素晴らしい魔法の技術です。その技術とロングボトムを救った精神性を称え、グリフィンドールに20点」

グリフィンドールへの加点と共にアニーをマダム・フーチは誉める。不意の加点に──それもまず貰えないだろうと思っていたマダム・フーチからの加点にグリフィンドール生はドッ、と沸き上がる。それとは対照的にスリザリン生は砂を噛んだような顔をしている。

「ロングボトムも──」

しかしネビルは起き上がらない。様子を訝しんだマダム・フーチはネビルの近くに寄る。

「気絶しています」

今度はスリザリン生が沸き上がる。嘲笑だ。

「はぁ、私はこれからロングボトムを医務室へ連れていきます。……良いですか、決して箒で飛んではいけませんよ? もし飛んだらクィディッチを始めさせる前にホグワーツから叩き出しますからね!」

そうマダム・フーチは言い残し、ネビルを杖で浮かせ校舎消えていった。

………。

……。

…。

シェーマス、ディーンとマダム・フーチが戻って来るまで雑談しようと思っていたが、ここでまた鼻持ちにならない──芝居掛かった語り振りでマルフォイがネビルが落としていたであろう“思い出し玉”を拾っては口を開いた。

……ちなみにアニーはハーマイオニーに絡まれている。

閑話休題。

「おや、これは──ロングボトムが持っていた“思い出し玉”じゃないか」

「返して、マルフォイ。……それはネビルの物だから」

「いやだね、ロングボトムに探させてやる」

アニーがマルフォイに言うが取り付く島もない。

「……悔しかったら僕について来てみなよウィーズリー」

何故に俺?>氛氓サう突っ込む前にマルフォイは箒に跨がり、旋回する様に宙へと上がる。

「どうするの?」

「行く必要は無いわ、ロン」

アニーとハーマイオニーが言う。……確かにハーマイオニーが言う通り、態々(わざわざ)飛ぶ必要は無い。空中のマルフォイの口が腰抜けが≠ニ動いたのは見逃していない。

……来年辺りにナメクジの刑≠ノ処してやることを、内心にて決心した。

「ロン?」

アニーは短く聞いてくる。マルフォイはマルフォイで──もう一度俺に向かって腰抜け≠ニ呟き、思い出し玉を遠くにぶん投げる。

「どうするの、あれ?」

「どう≠キるのってこう≠キる。……“来い(アクシオ)”」

教職員棟の方に勢い良く飛んで行ったネビルの“思い出し玉”を呼び寄せの呪文≠ナ呼び寄せ
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