【ハリー・ポッター】編
153 グリンゴッツ破り
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可能性もあったので保留。
……具体的にはアニーがその内ダンブルドアと敢行するであろう分霊箱壊しの旅≠ノ出るまでは。
「……フェ──そういやまだ11歳だったな」
匂い≠ェ消えていない俺が魔法を使えばどう考えても面倒になる。ただでさえ、今のグリンゴッツは“賢者の石”の盗難騒ぎでてんやわんやなのだ。
その後はその足のまま──今と同じ要領で、“マールヴォロ・ゴーントの指輪”“ロウェナ・レイブンクローの髪飾り”と“サラザール・スリザリンのロケット”を入手。
“マールヴォロ・ゴーントの指輪”と“ロウェナ・レイブンクローの髪飾り”は今やったイヤな感じ探知≠ナ回収。
“サラザール・スリザリンのロケット”はマンダンガス・フレッチャーに盗まれ、ドローレス・アンブリッジに賄賂として接収される前に購入した。……マンダンガス・フレッチャーからはかなり吹っ掛けられたが、必要経費として割りきる。
……購入の際“己が栄光の為でなく(フォー・サムワンズ・グロウリー)”での変身も忘れていないのがミソだ。
さらにその後は“腑罪証明”でホグワーツへと──同じ世界線同じ場所の1秒後に転移した。
……トイレの個室に。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ベラトリックス・レストレンジの金庫へとグリンゴッツ破り≠して──その他の現在で回収可能分霊箱∞≠回収しまったその日から翌日。
俺はアニーに誘われてハグリッドの小屋の前に来ていた。
「おお、よく来たな入れ入れ」
ホグワーツの森番である2メートルは超えていそうな巨漢──ルビウス・ハグリッドに促され、彼の小屋に入る。……順番はアニー、俺──ハーマイオニーの順。
「私もお呼ばれして良かったの?」
「構わんよ。お前さんハーマイオニーだったな? 呪文が得意とアニーから聞いちょる。……寧ろ、お前さんらが興味を引きそうなものなんざ、何も無いところだからな、俺が気にするくれぇだ」
ハグリッドの小屋は、ハグリッドの役職通り──THE森番の小屋≠ンたいな佇まいで、小屋の中はそこかかしこに干し肉やら鳥籠やらがぶら下がっていて、部屋の隅にはハグリッドの巨体に身合った巨大なベッドが。
その上には大きい黒いボアハウンドが横たわっていてこちらを見ている。ハグリッドはそんな俺の視線に気付いたらしく「ファングだ。ああ見えて臆病」と語り、大きな机の上に3つの皿を並べてはロックケーキを置いていく。
……ちなみにファングには襲い掛かられてはいない。ドライグを宿して以来、俺の近くでペット等が大人しくなるのは常である。ハルケギニアでも使い魔に恐がられていた。……
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