【ハリー・ポッター】編
152 組分け帽子
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れがホグワーツ…」
一年生達は歓声を上げていて、俺もまたその叙情的で幻想的な情景に暫し見惚れてしまう。
(さて──何があるやら)
ハグリッド指示で4人一組でボートに乗り込む。……アニーとは運悪く切れてしまって──大してすることも無いので、城に向かう途中の湖上で、年甲斐も無く胸を踊らせていた。
……他の一年生達の隠しきれていない感情をおおまかに平均化してみれば、不安7:期待3≠ナ──自分がどの寮に入るのか∞自分はこのホグワーツで手くやっていけるか≠ニ云ったところだろう。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ホグワーツの城へはボートに乗せられたまま入る。ホグワーツと湖は繋がっていた様だ。そしてあれよそれよの内に、大きな──それこそ、こらのマグルの家なら丸々入りそうな程に大きいホールに詰め込まれる。
「間も無く全生徒の前で組分けの儀式が始まります。待っている間に出来るだけ身なりを整えておいてください。……学校側の準備が出来たら戻って来ますから、静かに待っているように。……これは貴女達向こう7年間寝泊まりする寮を決める、とても──とても大切な儀式ですからね」
俺を含めた新一年生達はエメラルド色のローブに袖を通した、いかにもTHE・お局さん>氛氓ンたいな雰囲気を纏っている女性に待機する様に言われる。
何となく判る。……この女性が、フレッドやジョージが云っていたマクゴナガル副校長だと。
……マクゴナガル副校長(仮)の話を聞くに、ホグワーツにはグリフィンドール∞レイブンクロー∞ハッフルパフ∞スリザリン≠フ──4つの寮があり、それを組分けの儀式で各々に一番適した寮へと&ェけるのだとか。……なお、どの寮からも優れた魔法使いや魔女が輩出されているらしい。
「……“開け(アロホモーラ)”…。……“浮遊せよ(ウィンガーディアム・レビオーサ)”…。……“呪文よ終われ(フィニート・インカーターテム)”…。……“石になれ(ペトリフィカス・トタルス)”…」
ハーマイオニーがこれまでに覚えてきたであろう呪文をぶつぶつと念仏みたいにそら≠ナ唱えているが、ハーマイオニーのそれは杞憂だと俺は半ば確信している。
(……マグル生まれもそれなりに居るのに、そこまで大切な儀式≠ネら一度の儀式分けられる人数は多くても5人くらいか。……だったら──そこまで難しい事をする訳じゃあないな、多分)
流し読みした教科書には儀式≠ノ関する呪文は無かったので、取り敢えずそう当たりをつける。
「ロンは上のお兄さん達から何か聞いてる?」
「……フレッドやジョージからすごく痛い>氛氓チて聞いてたけど多分
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