3部分:第三章
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
から話を聞いてだ。調べていくかと思えば。
そんなまだるっこしいことをせずにだ。彼自身のところに来てだ。ダイレクトに尋ねたのである。
他の患者達と一緒のその病室、壁もカーテンも勿論ベッドも白いその病室に入ってだ。そのうえでベッドの中に寝ている彼に尋ねたのである。
見れば病室でもリーゼントにしている。ポマードで奇麗にまとめている。
見事なとさかだ。リーゼントといえばとさかだが額を覆わんばかりだ。
顔立ちは鋭く目がややくぼみ切れ長だ。眉も奇麗に整えておりやや上になっている。
頬はこけているまでに補足そして口元はしっかりしている。全体的に痩せており背はベッドの中でもわかる程高い。一八三位はある。
その彼にだ。藍は尋ねたのである。
「あんた名前は?」
「俺の名前か」
彼はその藍に顔を向けて応えてきた。両手はフリーで漫画雑誌を手にしている。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ