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転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1374話
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な極端なところは……ああ、だから秋山をみなづきに残してきたのか。

「……っ!?」

 不意に、草壁が息を呑む。
 その視線が向けられているのは、通路の窓。……そして窓の先には1台のシャトルが飛んでいるのが見える。
 シャトルがどこから来たのかというのは、考えるまでもない。
 俺達がこうしてここにいるのだから、だとすればそれが来たのは……ニヴルヘイムに他ならない。
 そして、ニヴルヘイムから来たという事は……

「地球人」

 苦々しげに呟く辺り、まだ地球に対して思うところはあるのだろう。
 ヨシサダに対しては穏健な性格という事もあって、ある程度友好的な関係を築けている。だが、見た事のない連合軍の軍人というのはやはり敵という思いが強いらしい。
 あのシャトルには連合軍総司令官のグリューノがいるというのも関係しているのだと思う。

「草壁中将」
「うむ。分かっている」

 草壁が白鳥の言葉に短く頷き、改めて俺の方へと視線を向ける。

「アクセル代表。我々はシャドウミラーを信用しています。ですが、それ以上に地球に対して不信感を持っています」

 一瞬ヨシサダの方へと視線を向ける草壁だが、その瞳から何を思っているのか窺い知る事は出来ない。
 だが、それでも今の草壁が強い決意を持ってここにいるというのは理解出来た。

「だろうな。それは否定出来ない」

 100年前の件だけじゃない。戦争前に送った使者を暗殺されたというのを考えると、草壁が地球に対して強い不信感を抱くのは当然だろう。
 俺だったら、真っ先に地球に奇襲を仕掛けていてもおかしくないだろう行為なのだから。

「だからこそ、これは言っておきます。今回、会談を行う事になったのは、あくまでも一部の木連の人間が起こした不祥事の為。この会談が行われたからといって、即座に地球との間で和平が成るとは思わないでもらいたい」
「分かってる。だが、何事にも初めてというのはあるだろ? ここで木連と地球が会談をした事により、いずれお互いに歩み寄れる可能性があるかもしれない」
「……つまり、アクセル代表は停戦して和平する事に賛成していると?」
「そうなるな」

 そもそも、エザリアがバッタの生産プラントの代わりに要求したのが、この会談だ。
 木連にも色々と思うところはあるだろうし、それは地球にしても同様だろう。
 始まりは明らかに地球に非のある戦争だったが、同時に地球側がこの戦争で受けた被害も洒落にならない……というか、純粋に被害だけを考えれば地球だけが一方的に受けている形だ。
 今でこそナデシコがある事によって……そして以前にナデシコに俺が乗っていた事によってバッタやジョロ、カトンボといった無人機に被害が出たが、それだって所詮は無人機でしかない。
 …
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