第41話
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ものをさらけ出していました。)
(それと私を見た瞬間、すざましい嫌悪感を出していましたね。最初に出会った時、感じたのは気のせいだと思ったのですが……今日出会って、確信しました。あれは天使の姿をした私を嫌っていたんだと思います。異世界にいる悪魔達も私の姿を目にしたら、嫌悪感をさらけ出したりしていましたから……それと同じ感覚です。)
「(そうか…………………(まてよ?何故、アーネストさんが去ったすぐ後にグレイスさんが現れたんだ?………仮にグレイスさんがアーネストさんを何らかの理由で探っていたとして………………IBCに運営資金の相談…………脅迫状………囮の可能性………ルファ姉が頭の隅に留めておくように忠告してくれた市長の暗殺の可能性…………そしてエリナ達がアーネストさんから感じたという”負”の感情…………――――!!))…………………」
(………先程の秘書がさらけ出している感情からして、あの秘書はかなり怪しいわね。さて……ロイドは気付いているかしらね?先程の秘書と新聞記者がIBCから現れた理由に秘められているかもしれない可能性を………)
そしてセティとエリナの答えを聞いたロイドは目を閉じて考え込んだ後、目を見開き、アーネストやグレイスが去った場所を真剣な表情で黙って見つめ、ルファディエルは興味ありげな様子でいた。
「おい、ロイド。何、コソコソとセティちゃん達と相談しているんだ?」
するとその時、ロイド達の様子に気付いたランディは尋ねたが
「(………プレ公演の際、念の為に市長を暗殺から守る何らかの対策をたてておいた方がよさそうだな………)……ちょっとね。それよりそろそろビルに入ろう。総裁に面会できないか受付で問い合わせてみないとな。」
ロイドは答えず、話を誤魔化した。
「あ、ああ……」
話を誤魔化されたランディは不思議そうな表情で頷き
「ええ、行きましょう。」
エリィは頷いた後、ロイド達と共にビルの中に入った。
その後ビルに入ったロイド達はエリィに受付との応対を任せた。するとエリィは、クロスベル銀行の総裁との面会を取り付け、エレベーターを動かすセキュリティーカードを貰った後、セキュリティーカードを使って、最上階まで上がり、総裁がいる部屋にノックをして入室の許可をもらった後入った………
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ