第40話
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ティオちゃん……このメールはどこから!?」
「警察本部ではありません…………わかりました。”クロスベル国際銀行(International Bank og Crossbell”………―――通称IBCです。」
メールの内容を見たロイドとランディは驚き、エリィに尋ねられたティオは端末を操作して答えた。
「………どういう事だ……?」
「何故、私達に連絡を取ってきたのでしょうか……?」
メールを見つめたロイドとセティは考え込み
「IBCっていやあ、大陸中からミラをかき集めてる銀行だろ?何でそんなところがこんなイタズラを送ってくるんだ?」
ランディはティオに尋ねた。
「………わたしに聞かれても。でも、このメールは間違いなくIBCの端末から送られています。誰が送ったのかまではわかりませんが。」
「もしかして”銀”がIBCに潜入しているとか……?」
「暗殺者なのですから、可能性はありそうですね。」
ティオの言葉を聞いて考え込んだロイドの意見にエリナは頷き
「正直、あり得なくはないわね。それにIBCビルには外部の会社も幾つか入っているわ。確か………エプスタイン財団の事務所もあったんじゃないかしら?」
エリィも頷いた後、ティオに尋ねた。
「ええ………知り合いがそこで働いています。ですが………どうやらこのメールはIBCのメイン端末から送信されているみたいですね。外部の会社が関わっている可能性は低いと思いますが………」
そしてティオは答えた後、仲間達と共に考え込んだ。
「……直接聞いてみるしかないか。ルファ姉のお蔭で大っぴらにできるとはいえ、なるべく一課にはこれ以上睨まれない為に内密に捜査を進めたかったんだけど………」
「さすがに身分を明かさないで聞いてみるのは難しそうだな。ま、余計な横槍が入る前に動いちまえばいいんじゃねえか?」
ロイドとランディがそれぞれ呟いたその時
「…………………………ひょっとしたら内密に調べさせてもらえるかも。」
エリィが提案した。
「え………」
「どういう事ですか………?」
「……私の友人にIBCの関係者がいるのよ。その人のお父様に事情を話せば力になってくれるかもしれない。」
「そうだったのか………」
「おお、好都合じゃねえか。さすがお嬢。色々なコネを持ってるな。」
「まあ、それなりにね。でも、とても忙しい方だからクロスベル市にいるかどうか………」
ランディに感心されたエリィは頷いた後考え込んだ。
「どんな立場の方なんですか?」
「……多分、知ってると思うけど。ディーター・クロイスっていうの。」
「「え!?」」
「「あ………」」
そしてエリィの話を聞いたロイドとセ
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