第40話
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したら情報があるかもしれないけど………その代わり、値段も高いと思うよ〜?特に”銀”みたいな重要な情報は。」
「……代償は高い分、払う物を払えば、話してくれると思います。ラギール商会はどのような者でも払う物を払えば、”客”ですから。……例えその”客”がルバーチェや黒月であろうと。」
エリナ達はそれぞれ説明した。
「フム……値段がどのくらいになるかは知らないが、あのメンフィルの諜報部隊が動いているなら何か情報を持っていてもおかしくないな。こりゃ、ラギール商会から情報を買う事も考えた方がいいんじゃねえか?以前、あの店長が俺達ならサービス価格で商品を売るって言ってたから、利用する手はないだろ?ちょっとはまけてくれると思うぜ。」
説明を聞いたランディは目を細めて頷いた後、ロイドとエリィに尋ね
「そうだな…………………」
「ただ、サービスされたとしても、値段がどのくらいになるかが問題なのよね…………裏の情報を買った事もないから、相場もわからないし…………」
尋ねられた2人はそれぞれ考え込んだ。
「……………………」
一方ティオは目を閉じて考え込んだ後、立ち上がって端末に近づいた。
「ティオ………?」
「どうしたの?」
「警察のデータベースをもう少し漁ってみようかと。一課の動向なども掴めるかもしれませんし………ただ、昨夜調べたばかりなので追加情報はないかもしれませんが。」
自分の行動に不思議そうな表情をしているロイドとエリィにティオは答えた。
「そうか………」
「ま、やらないよりマシか。」
そしてロイド達は立ち上がって端末に近づいた。すると何かの音が鳴った。
「あ………」
「どうしたんだ?」
「………珍しいですね……導力メールが届いているみたいです。」
「導力メール?」
「確か、文章だけの情報を端末に送るものだったかしら?」
ティオの言葉を聞いたロイドは首を傾げ、エリィが尋ねた。
「はい、すごく便利なのに警察では使っている人が殆んどいないみたいで………キーボードが使える人がまだ少ないせいでしょうね。」
「なるほど………確かに俺も使えないな。」
「それより、誰からなんだ?」
「今、開いてみます……………え…………」
ランディに促され、メールの内容を読んだティオは呆けた。
「なんだ……?」
「いったい誰から―――!?
ティオの様子に気付いたロイドとエリィは仲間達と共にメールの内容を見て顔色を変えた。
”銀”より支援要請あり。試練を乗り越え、我が元へ参ぜよ。さすれば汝らに使命を授けん。
「こ、これは………!」
「おいおい………何のイタズラだ、こりゃ!?」
「
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