IS学園入学
第1話 クラスメイトは全員女 T
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……
≪パシュッ≫
千冬「山田先生。そいつが言ってる通り、彼はここでは表向きには学園の生徒となっているが、実際は傭兵みたいな立場に置かれてる。詳しいことは後で説明する」
誰かと思えば雇い主のご登場かよ……
真耶「あ…織斑先生、職員会議は終わられたんですか?」
千冬「どうにかな、クラス挨拶を押し付けて悪かったな」
全く……厄介事は他人任せかよ……
千冬「ところで白夜、お前はもう少しまともな挨拶は出来んのか?」
白夜「これでも限界を越えてる方ですよ。これ以上は心臓に悪くて仕方ないんですから」
千冬「たく……本当なら鉄拳制裁といきたいが、お前は立場上が厄介だからな。今回はこの辺にしといてやろう」
白夜「そうですか」
ハア……全く……本当に鬱だ、最悪だ、運命とは皮肉過ぎる……
ーーーーーーーーーーーーーーー
千冬「申し遅れたが、私がこのクラスの担任の織斑 千冬だ。
君らヒヨッコの新米を1年で使い物に仕立て上げるのが役目だ。
私の言う事には従い、よく聴き、よく理解しろ。いいな?出来ない輩は出来るまで鍛え上げるから覚悟しておけ。
逆らおうか逆らわないかは勝手だが、逆らう輩には容赦はしない。さしずめ、2度とここから生きて帰れないと思え。解ったな、ヒヨッコ共?」
やれやれ、なんて自己紹介だけでも威嚇的紹介って、幾ら何でも印象が__
「きゃー!」
「千冬様!本物の千冬様よ??」
「わたし、ずっとあなたのファンでした!」
「お姉様に憧れて、遠く北海道からはるばるやって参りました!」
「私は埼玉!」
「あの千冬様にご指導して頂けるとは!」
「私、死んでも千冬様について行きます!」
案外……印象良かったな……流石は名高いブリュンヒルデだな……
千冬「全く…毎年毎年よくも馬鹿共が集まるものだ。
私が受け持つクラスには馬鹿共を集中させてるのか、お偉方は?」
あんたが高名過ぎるからだと思うがな……
千冬「さあ。これ以上は埒が明かないからSHRは終わりだ。
君らには半月でISの基礎知識を頭ん中に叩き込んでもらう。その後は実習になるが、基本操作は半月で身体の中に叩き込め。
解ったか?解ったのなら返事をしろ、よくなくとも返事をしろよ、そして私の言葉にも否応無く返事しろ。解ったな?」
『はい!』
たく……この世に鬼が居んならそれは正に目の前の雇い主(織斑先生)だな……
千冬「何か不服でもあるか?白夜」≪キッ≫
白夜「雇い主相手に不服でも言うと思ってますか?」≪シラッ≫
千冬「だろうな。まっ、依頼という理由でのその言い分は気に入らんけどな」
白夜「そりゃどうも」
フン……俺が雇い主にどんな態度をとるかは俺の勝手だ
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