暁 〜小説投稿サイト〜
暗闇を照らす白き日差し【影に身を委ねた一夏】
IS学園入学
第1話 クラスメイトは全員女 T
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
白夜SIDE



鬱だ……幾ら不祥事で時の人扱いされて雇われる形で女子校同然のIS学園に入らされたとはいえ……教室の最前列、しかもそのど真ん中の席とは、運命とは理不尽にも程がある……否…あり過ぎると言っても過言じゃない……


≪パシュッ……タッタッタッタッ……≫

ん、ここの担任か?にしてもなんか歳が変わらん気がすんのは気のせいか?

「どうやら全員揃ってますね、それではSHR(ショートホームルーム)を始めます。
私はこのクラスの副担任を務めます山田 真耶です。皆さん、これから1年間宜しくお願いしますね」

『……』

全員緊張してるのか静かだな、本当シーンって効果音が似合う雰囲気だ。女子校って大体そんなモンかね?
オマケに周りからの視線がまた強烈だな。まあ良いか、どうやらこのクラスにはマドカも居るようだしな。とはいえ、問題は一番向こうの……

箒「……」

俺の幼馴染…いや、今は昔馴染みにしかならない篠ノ之 箒だ。
あいつだな……あいつの視線が最も強烈だ……たく…身体に悪いぜ……


「__くん?」

白夜「ん?」

真耶「自己紹介ですけど、次は白夜くんの番ですよ。
もしかして怒ってます?織斑先生から“彼の扱いは気を付けるように”っと言われてましたけど、気に触りましたか?怒らせたのならすみません。
ですが自己紹介して頂かない以上は__」

白夜「ああ~、解りましたよ。自己紹介しますから、落ち着いて下さい」

真耶「本当ですか、本当に怒りませんね?」

白夜「そこは契約の範囲内ですから勘弁して下さい」

全く…幾ら依頼で入ったとはいえ、“扱いに気を付けろ”とは…厄介な事を吹き込んでくれたな雇い主は…まあいいや、サッサと自己紹介済ませっか……

白夜「俺は白夜。本名はずっと前に捨てたから“白夜”って名は本名でも何でもない、ただ好きで名乗ってるだけだ。俺をどう呼ぼうかは勝手だが、“一夏”って名で呼ばれるのは一番嫌いだ、そこは肝に命じておいてもらいたい。
後俺は、織斑先生からの依頼でここに入学したから、ここでの俺の立場は一介の傭兵に等しい。オマケに仕事柄の都合で人付き合いも悪いから、そこのところは宜しく」

『……』

おいこら……誰でもいいから意見の一つぐらい言えよ。何だよこのスベった感は、俺何か言い間違えたか?
クソッ!馬鹿な!この俺がっ!

真耶「あ…あの……白夜くん、依頼って何ですか?確か白夜くんは政府からの__」

白夜「依頼ですよ。“学園の警備・警戒を兼ねて学園に入って欲しい。”って訳で。織斑先生から聞いてませんか?」

真耶「いえ、全く……」

おいおい、聞いてないって何だよ?そのくらい伝えといてくれよ雇い主、あんたの頭は節穴かよ
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ