空へ
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1984年8月25日 ロンド・ベル隊は本隊も含めて マダガスカル島の軍港に一部の艦隊を除いて集合していたのだ。
実際にこの軍港には宇宙へ艦艇が行くためのブースターがあるために、それを艦隊へ装備させる為に集まっていたこともあり、インド方面軍に回された契約者達以外が会議室に集合させられていた。
そこへサトシが片手に何かしらの資料を持ってその会議室に現れたのだ。
「ハイヴ攻略戦からかなりの時間が経過したが、その戦闘データは国連に所属している全ての国々に国連を通して、平等に渡すようにしたから、ハイヴがない国々もハイヴ内の戦闘データはほしいようだからな」
実際に日本やアメリカでもすでに国連を通して入手していたのだ、これにはアメリカも本来ならばこれほど重要な戦闘データをただ同然の値段で各国に配布するのはいやなのだが。
だがそのハイヴ内部の戦闘データを持ってきた相手との約束は絶対に守らなければならない為に
オルタ計画関係者もまたアメリカ主義者達も殆どなにも出来なかったのだ、戦闘データの一部改善やブラックボックス化などはやりたいのだが、それをしてしまうと火星政府との契約によって。
アメリカは契約の対象外とされてしまう為に、今後の火星政府からの技術の入手なとが出来なくなってしまうために結果的に出来ないという方法しか取れないわけである。
これは他の国も一緒であり、そのためか契約者が手に入れた情報はまず最初は現地にいるロンド・ベル隊のトップ達が話し合い、その結果はその手に入れた情報を開示していいかどうか?
そんなことを決めているために、現在の所は、レールガン所か粒子兵器も火星軍と政府は地球側のどの各国には技術も情報も渡してはいなかったが。
だからこそ、地球側の意識や意見を黙らせるという意味もこめて先のハイヴ攻略作戦も実は作戦の一端には含まれていたのだが、現場LVではそれを知っている人間は限られていた。
今回もそのような会議だと契約者の人たちは思っていたが・・・
「実際には契約者の人たちに、あと数日程度時間が経過すれば、艦隊の修繕やメンテナンスを含めて一度我々の宇宙への拠点へ戻るために君達、契約者達もその際宇宙へ連れて行くことになる、なお全ての艦隊のメンテおよび、君達が宇宙空間で戦える程度の腕前になるまでは地上へと戻ってこないことと成っている」
「それに加えて、現状君達が作っている強化服は宇宙空間でははっきりといえば使えないために、こちらで用意したこの映像を見てもらえば分かるが」
そうして会場のスクリーンに移ったパイロットスーツとノーマルスーツの映像が現れてそこからさらに
その映像の説明をサトシは続ける。
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