第48話
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ブルで大勝ちをして高級ホテルに泊まっているとは………」
「さすがに連れ戻す説得までは出来なかったんですが………一応、報告だけでもと思いまして。」
「いやいや、それで十分だ。そういう事であれば明日にでも私が街に出て彼と直接話をしてみるつもりだ。ありがとう、本当に助かったよ。」
「いえ、お気になさらずに。また何かあったら遠慮なくこちらに連絡してきてください。出来る限りのお手伝いをさせてもらいますから。」
「ありがとう………その時はよろしく頼むよ。」
そしてロイドは通信を止めた。
「町長さんはなんて?」
「ああ、さすがに驚いたみたいだった。明日、クロスベル市に来て直接話してみるってさ。」
「ま、身内が話すのが一番いいかもしれねぇな。」
「そうね。そういう事に関する説得は第三者であるレン達がするより、身内がするべきでしょうし。」
「…………………………」
「………ティオ?さっきから静かだけど何か気になる事でもあるのか?」
「いえ………ただ、今日は色々あったので疲れてしまったみたいで………」
「そうか……遺跡の調査もあったしな。」
「もう日も暮れているし、そろそろ支援課に帰りましょう。キーアちゃんも待っている事だし。」
「ふふ、そうですね………キーアの笑顔が見られれば疲れも吹き飛びそうな気がします。」
「はは、大げさだな。ま、気持ちはわかるけどさ。」
「うふふ、キーアの笑顔はどんな疲労回復の料理や栄養ドリンクよりも効果抜群だものね♪」
「やれやれ、揃いも揃って親バカというか何というか………そんじゃ、とっととキー坊の顔を見に帰るとすっか!」
その後ロイド達は支援課のビルに戻って行った―――――
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