第48話
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ょう………」
ランディの推測を聞いたエリィが呆れたその時、ホステス達がガンツの宿泊している部屋から出て来た。
「あら………」
「なんだ、まだいたんだァ?」
「おいおい、ご挨拶だな。そうだ2人とも……少し話を聞かせてくれねぇか?あのガンツって兄さんについてなんだが………」
「ふふ、別にいいわよ。」
「なになに?ひょっとして犯罪がらみぃ?」
ランディの質問を聞いたホステス達は微笑んだり、興味深そうな表情になった。
「いや、そうじゃねえが………あの兄さん、いつもあんな調子なのかよ?いくら酒が入ってるからってあまりに横柄すぎやしねぇか?」
「うーん、そうね……確かに最初の頃は、あそこまで威張り散らしたりはしていなかったけど………」
「そのうちどんどん、エラソーになってったかなァ。ま、ウチらは客商売だからあんまり気にはしてないけどー。」
「ふむ、そうか………」
「あの態度は、酒が入っているからだけじゃ無いってことか………」
ホステス達の話を聞いたランディとロイドは考え込んだ。
「それにしても彼、ホント凄いのよね。まるで伏せられたカードが見えているみたいにカンが冴えてるんだもの。」
「うんうん!ルーレットなんて数字をピタリと当てちゃうしィ!ディーラーの人達の考えも見抜いちゃってるみたいだもん!」
「それは凄いですね………」
「は〜、そこまで行くとカンと言うより超能力だな。」
「クッ、なんでその力が俺に目覚めないんだっつーの!」
「………………………」
(まさか………)
ホステスのガンツについての詳細な説明を聞いたエリィは驚き、ロイドは溜息を吐き、ランディは悔しそうな表情をし、ティオは黙り込み、レンは厳しい表情で考え込んでいた。
「えっと、ガンツさんについては知っているのはその位だけど………」
「そんなんでもいいワケ?」
「おお、サンクス。また暇な時にでも店に寄らせてもらうぜ。」
「ふふ………期待しないで待ってるわ。」
「それじゃ、まったねェ〜。」
そしてホステス達は去って行った。
「………とりあえず、町長さんに連絡を入れた方がいいんじゃないかしら?」
「ああ、そうだな………」
エリィの提案に頷いたロイドはエニグマに教えてもらっていた町長宅の番号にコールした。
「もしもし。こちらビクセンだが………」
「どうも、特務支援課のロイド・バニングスです。」
「おお、君か。ひょっとして何か情報でもあったのかね?」
「いえ、それが………」
ロイドは町長に一通りの事情を説明した。
「なんと………そんな事になっていたのか。まさかあのガンツがギャン
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