第48話
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体どうして………」
ガンツの話を聞いて驚いたロイドはティオと共に尋ねた。
「ガハハ、決まってんだろ!?オレは手に入れたんだ!天才的なギャンブルの腕をな!腕やカンだけじゃねえ!女神の幸運もオレ様のもんだ!誰があんな田舎町に戻ってセコイ穴掘りなんぞやるかっての!」
「そんな………」
「おいおい………」
「まあ、ギャンブルで楽に大儲けできたら、長時間仕事で拘束される上安月給のまともな職なんて続けないでしょうね。」
ガンツの説明を聞いたエリィは信じられない表情をし、ランディは目を細めてガンツを睨み、レンは呆れた表情で溜息を吐いた。
「その、いいんですか?みんな心配しているんですからせめて町長さんには連絡を………」
一方ロイドは溜息を吐いた後、真剣な表情で提案したが
「るせえ!オレに指図すんじゃねえ!クク、もう一儲けしたらミシェラムにでも行くか………おい女ども!週末あたりにテーマパークに連れて行ってやるぞ!宝石店とブティックで、何でも好きな物を買ってやる!」
ガンツはロイドを睨んで怒鳴った後ロイド達の存在を無視するかのように自分の両脇にいるホステス達に提案した。
「わ〜、ホントですかァ!?」
「ふふっ………楽しみにさせてもらうわ。」
一方ガンツの提案を聞いたホステスたちは喜び、その様子にロイド達は表情を引き攣らせ、これ以上話をしても埒が明かないと判断したロイド達はガンツが泊まっている部屋を退出した。
「………駄目だな、あれは。完璧に舞い上がってやがるぜ。」
「典型的なギャンブルで成り上がった人達のパターンね。」
「ああ………」
「残念だけど、町長さんに状況を伝えるしかなさそうね。私達が説得するというのも筋違いでしょうし……」
「そうですね………本人の意志もありますし。」
「……………………」
「………ロイド?何か気になることでもあるの?」
黙って考え込んでいるロイドの様子に気付いたエリィはロイドに視線を向けて尋ねた。
「いや………ちょっとね。元々、ツキもカンもない、下手の横好きでしかなかった週末ギャンブラー………どうしてこんなに勝ち続けることが出来るようになったのかと思ってさ。」
「それは………」
「ふむ、確かに気になるな。つーか、是非ともコツを伝授してもらいたいくらいだぜ。」
ロイドの話を聞いたエリィは考え込み、ランディは頷いた後溜息を吐いた。
「ランディさんもギャンブルはそこそこ強いと聞いていますけど………」
「調子がいい時はな。だが、2週間連続で勝ち続けて50万ミラ稼ぐなんてのは無理だ。ま、ジャックみたいな凄腕の賭博師ならあり得るかもしれんが。」
「あれは小説の話でし
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