第48話
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確か、最上階にあるデラックスルームだった筈です。」
オーナーの話を聞いたロイド達全員は表情を引き攣らせ
「あの高級ホテルのデラックスルームですか………」
「確か一人一泊2万ミラはする超高級客室よ。」
「おいおい………どんなお大尽だっつーの。」
ロイドは驚き、レンは自身が知る情報を口にし、ランディは呆れた表情で溜息を吐いた。
「でも、意外とすぐに消息が判明しましたね。」
「ええ……早速、訪ねてみましょう。」
その後ロイド達は捜し人―――ガンツが泊まっているホテルの部屋をノックした後部屋の中に入った。
〜ホテル・ミレニアム〜
「あ〜、ランディさん?」
「あら、お久しぶりね。」
部屋の中にいるスーツを着た男の両脇にいる女性のホステスはランディに気付いて声をかけ
「はは、ご無沙汰してるぜ。」
声をかけられたランディは軽く手をあげて答えた。
「ああん、なんだオメーらは………?」
一方男は酔っぱらった様子でロイド達を見つめた。
「―――失礼します。クロスベル警察の者です。マインツのガンツさんですね?」
「ヒック、そうだが………オメーら、どこかで見た事があるような………?」
「え………」
男―――ガンツが呟いた言葉を聞いたロイドが驚いたその時
「………というか、この人。軍用犬騒ぎの時に襲われそうになっていた鉱員さんの片方では………?」
ガンツの顔を見て何かを思い出したティオはジト目でガンツを見つめながらロイド達に説明した。
「あ………!」
「あの時の………」
「ああ、レンが来る少し前辺りにロイドお兄さん達が関わった事件ね。」
「ハッ、そんな事もありやがったな。思い出したぜ………確かに警察のガキどもだったな。このオレ様に何の用だよ、ヒック?」
ティオの話を聞いてかつての出来事をロイド達がそれぞれ思い出している中ロイド達同様ロイド達の事を思い出したガンツは酔った様子でロイド達を見つめて尋ねた。
「その、実はマインツの町長さんに頼まれまして………あなたの行方を捜していたんです。」
「町長がオレのことを………?ヒック………いったい何の用だってんだ?」
「アンタ、こっちに来たまま2週間も連絡取ってねえんだろ?失踪したんじゃないかってえらく心配されてたぜ?」
「それで私達が捜索を引き受けたんです。」
ロイドの話を聞いて首を傾げているガンツにランディとエリィが説明した。
「ヒック、なるほどなぁ。よかったじゃねーか。ちゃんと見つかってよう。クク、とは言ってももうオレはマインツなんざ帰るつもりはねぇんだが………」
「そ、そうなんですか?」
「一
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