第五十六話 最終編第二話!巨人は永遠に最下位でいろ!!その十七
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終わった時だ、光処理ではなく。
敵を全て吹き飛ばしていた、二人はそのうえで言った。
「これが俺達の技だよ」
「今度は北斗だ、どうだ」
「やっぱり北斗最高だぜ」
「面白いんだよな、今読んでも」
「で、今ので二百人倒してるな」
「じゃあ二百万円だな」
ここでも金な二人だった。
「いやあ、よかったよかった」
「また儲かったぜ」
このことを喜んでだ、二人は。
日帝衆と彼等を助ける自衛隊のキャンプまで行ってだ、そのうえで。
飯をせびる、こう言うのだった。
「おい、飯くれよ飯」
「今日もな」
「困ってる国民助けてくれよ」
「腹一杯食わせろよ」
「鉛の弾食いたいか?」
自衛隊から鈴村三佐が出て来て言って来た。声は名前の通り鈴村健一さんにして欲しいものである。アニメ化の際は。
「いい加減にしないと怒るぞ」
「おいおい、国民にそう言うのかよ」
「撃つとかそれはないだろ」
「幾ら何でもな」
「NGワードだぜ」
「君達は政府から敵と公式に認定されているのだ」
こう二人に言うのだった。
「勿論国連からもな」
「おい、何でだよ」
「俺達日本には何もしてねえぞ」
「国連にもな」
「一切してねえぞ」
「日帝衆の行動を妨害し続けていた」
五十四話に至ってだ。
「それも卑劣極まる手段でな」
「ああ、あのことは」
「勝負のことか」
「いつも勝ってたな」
「敗北の味を知りたかったぜ」
「日帝衆は国連及び日本政府の最高顧問だ」
つまり最も頼りになる師であるというのだ。
「その日帝衆に無礼極まる態度を繰り返したからにはな」
「公敵かよ」
「その扱いからよ」
「だから撃ってもいいのかよ」
「国民でもか」
「そもそも国民ならだ」
鈴村三佐はさらに言った。
「マイナンバーを出すんだ」
「そんなの出せるかよ」
「プライバシーだぞ」
「プライバシーの侵害は駄目だろ」
「個人情報は守れよ」
「なら君達の身分を保証出来ない」
それ故にというのだ。
「君達を公敵として撃ってもいいのだ」
「で、身元を明かしたらな」
「その時は普通に敵の正体がわかったってことでタイーホか」
「お約束の展開だな」
「そうなるんだな」
「その通りだ」
鈴村さんはまた答えた。
「さあ、マイナンバーなり何なり出すんだ」
「誰が捕まるってわかって出すんだよ」
「そんな馬鹿いるかよ」
「絶対に出さないからな」
「安心しろよ」
出さないことをというのだ。
「というか早く飯出せ飯」
「腹減ったからな」
「早く食わせろ」
「今日のメニューは何だよ」
「だから鉛の弾だ」
またこう言った鈴村三佐だった、そして。
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