第2話 スカサハの新たなる弟子
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る藤村組に知られないでほしいと言う意向を受けてもいた。しかし――――。
(ヒュームの奴め、雷画の事を未だに判っておらんのか?あいつに内密とか無理じゃろ)
鉄心はヒュームの認識の甘さに呆れるしかなかった。
雷画の異名は“現世の閻魔”。
それは即ち自分の把握できる範囲内や、自分と対峙した者の企みを見透かし、虚偽を見破ることが出来るのだ。
長年極道の世界で渡りながら鍛えた眼力もあるが、それ以上に広範囲ともなればそれは異能の為せる業である。
その為、鉄心は昔から雷画を欺けたことは一度たりとも無いのだ。
旧知の殺戮執事の爪の甘さに溜息をつきつつ、手紙に再度目を落とす。
(確かにこの流れで言えば、手紙の通りになる可能性が高い。それをまだ一月前以上の時点で読み切るとは、噂通り油断ならんわい)
この手紙を作成したと思われる、マスターピース現代表のトワイス・H・ピースマンへ、改めて評価しつつもそれ以上に警戒の色を濃くする。
(まさか先手のけん制をしてくるとは・・・・・・如何しようかのぉ)
次から次へと発生する問題に、孫たちとは違い今日も苦悩するのであった。
−Interlude−
「2人とも、お疲れサマ」
「ふーっ!楽しかったー!」
「そうか」
川神院にて組手を終えた2人。
その内の1人の士郎は百代が満足したのを確認して、部活に行くため学園へ戻ろうとしていた。
そこへ、唐突にルーが待ったを掛ける。
「如何しました?」
「一子の件で、衛宮クンに聞きたい事があるんだけど。――――君から見て、一子の成長を一番妨げた原因を教えてほしんダ」
今更それを聞いても何かが変わる訳では無い。その程度は理解している様だが余程悔しかったのか、出来ればでいいからとルーは士郎に頼み込む。
「そうですね・・・・・・」
「ん?」
百代は士郎の視線が、自分へと向いていることに気付く。
「俺は一流の指導者では無いですから、一概に一番と言えるとの確信は持てません。ですが言うならば、百代への過剰過ぎる憧れでしょうね」
「百代へノ?」
「私への?」
「――――ああ。京からその当たりは聞いているが、百代は今までの中で大抵の武人を一撃で華麗に倒しているんだろ?」
「川神院の師範代以上の3人を除けば、お前と大河さんと揚羽さん以外はな」
条件さえクリアできれば毎日強者である士郎と組手が出来ると言う事で、それが本当に嬉しいからか、百代はお前と言う部分を一番強調した。
「そんな百代の姿を間近で見続けたせいもあるんだろうな、お前の様に自分も華麗に倒せる姿を自分に当てはめ続けた結果、成長が余計に遅れて勝率も低いままだったんだ
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