第4話:全てを破壊し、全てを繋げッ! 極・魔壊王 デスゴロスッ!
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「《デュアルショック・ドラゴン》!コイツよりパワーが低い、《サンダー・ブレード》を破壊ッ…!」
「チッ!ターンエンド…!」
モルトの7ターン目。
モルトは今の自分の手札を確認する。
先程、《デスゴロス》の攻撃で加えた《ドキラゴン・エントリー》とデッキに2枚積んでいた《永久のリュウセイ・カイザー》の2枚、《龍王武陣》の効果で手札に加えた《デュアルショック・ドラゴン》の1枚、合計3枚。シールドは2枚。マナは5枚。
そして、龍牙のバトルゾーン。
タップ状態の《デスゴロス》と《ウラミハデス》、アンタップ状態の《ザビ・バレル》の3体。手札は1枚。シールドは2枚のまま。マナは7枚。
状況から見れば、モルトの方が不利だが、この状況で逆転するカードをモルトは知っている。
しかも、たったの1枚。問題なのは、そのカードがデッキに1枚しか入っていない。殿堂カードと言う訳ではないが、如何せんモルトは、そのカードを1枚しか持っていない。
そもそも、このデッキはそのカード1枚で組んだデッキだ。が、如何せん1枚しか持っていないモルトは、その代わりの枠で《永久のリュウセイ・カイザー》等の強力なカードを数枚デッキに入れている。
んで、問題なのは、モルトはそのカードを引けるかどうかなんだが……。
(引ける気がしねぇ〜!)
全くもって、モルトはそのカードを引ける気がしなかった。
「……この状況を打開しないと、お前は次のターン、俺に負けるぞ」
モルトの思考を察したのか、龍牙はモルトに軽く挑発を入れる。
それを聞いたモルトは言い返そうにも、今の状況で打開する策がなく、何も言えなくなる。
(チクショウ、どうすれば良いんだぁ〜……ん?)
フッと、モルトは龍牙から視点を外し観客にいる一人の少年に視点を向ける。
―――そこには日伍 勝がいた。
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