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暗闇を照らす白き日差し【影に身を委ねた一夏】
プロローグ
プロローグ V
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るだろが」

全く、いつになってもその名で呼ぶとはな。まあ良い、どうせ今回はその件で怒る気にもならんしな……

千冬「……」

白夜「まあ堅苦しい話は無しにしよう。どうせマドカの件で、俺からも言いたい事があるしな」

千冬「マドカ…だと……?」

白夜「親の都合で長らく生き分かれてたのに、家族として受け入れてくれたんだ。礼の一つは言わないと虫が悪い」

千冬「だったら、一度でも良いから家に帰って来てくれ。お前が居なくなったおかげで、私がどれだけ寂しかったか……」

白夜「残念だけど千冬…いや千冬姉、俺は生き延びる為に己の過去を代償に払ったんだ。招かれるのなら解るが、帰ることはまだ出来ない。あの人を越えるまではね」

千冬「あの人……?」

白夜「俺に力をくれた人さ。俺はその人をどうしても越えなければならない、それまでは帰ることは一切許されないんだ。苦しいだろうけど解ってくれ、これは抗う事すら許されない事なんだ」

千冬「……解った。お前がそう言うのなら、今後はお前は一夏ではなく白夜として接する。
だが、せめて私とは偽りでも良いから姉弟として、そして師弟として接してくれ。そしてお前が力をくれた人を越えたその時は、必ず帰っ来ると誓ってくれ、頼む……」

そう来たか……けれど、マドカを任せてる以上は断れまいな……

白夜「解ったよ、姉さん」

千冬「前みたいに呼んではくれんのか?」

白夜「悪いけど、これでも随分妥協してる方なんだって」

千冬「解った、なら仕方ない」

これ以上は流石に心臓に悪いからこのくらいで勘弁して欲しいものだ……


白夜「それにしても、ここで訓練機とはいえ待機状態のISをお目にかかれるとはな」

楯無「あなたはドイツでもISを見た筈じゃないの?」

千冬「いや、あいつがドイツで見たのは纏ってる方だ。待機状態は知る限りでは初めてだろな」

フン……本当察しが良いな……

白夜「ラファール・リヴァイヴ、フランス製の第2世代ISで訓練機か。触っても良いのかね?」

楯無「構わないわよ、別に減るものじゃないしね」

たく……まあ良いか、ISに触れるなんて今後一切無いだろうからな……

≪トン……パア〜〜〜……≫

「「「??」」」

えっ、何だ?光ってる……ってか、こいつ反応してんのか?
そんな馬鹿な……男の俺がISを動かせるとでも本気で言うのか??

千冬「おっ、おい更識!一体何が起こってるんだ??」

楯無「これはまさか、“ISが白夜くんに反応してる”っとしか言えませんね」

千冬「馬鹿な!あいつが……」

お…おい……俺…これから…どうなっちまうんだ一体……?

状況を整理出来ない俺は警備員や他の担当教師がぞくぞ
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