暁 〜小説投稿サイト〜
世界最年少のプロゲーマーが女性の世界に
11話
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の弟という色眼鏡で必ず見られるようになる。そんな千冬の状況を変化させる機会を握っているのだ。千冬自身は気にしないだろう。一夏はまだ理解していないようだが、一夏は千冬を、姉の名を守るとあの戦いを通して公言したのだ。

 ―――クラス代表にならないのもそうだが、クラス代表になって安易に敗北することは絶対に許されないのだ。 

「篠ノ之さん、別に貴方がどんな主張をするのは構いませんよ。だけど貴方の行いで既に一夏さんの評価を不要に下げてしまったことは自覚してください」

「……な、なんだと」

「あの戦いはこのクラス以外の人間も山ほど見ていたんですよ? そして一夏さんは結果的に最下位というレッテルを貼られたんです。このレッテルをひっくり返すというのは容易じゃない」

 どれだけ強くなっても1度貼られたレッテルを払拭しても、それは一生付き纏うことになる。

「で、聞きましょうか篠ノ之さん? 一夏さんはこれから嫌というほど行う試行錯誤の末に戦い方と勝つ力を身につけます。貴方はそれを否定して自分のやり方だけを押し付けるのですか? 責任は一夏さんに全部あるのに。だから僕たちはヒントしか出せないんですよ。自分たちのやり方を押し付けて負けても責任を負えないから」

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