第2話
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の柚子じゃあ、連れていけない。それにあまり連れて行きたくもない」
「どうして!?」
「力不足ってこともあるけど、あんな経験はしてほしくない」
「あんな経験?」
「今は、あまり詳しく話せない。上の判断待ちだ」
「上?それって」
「それも話せない。頼むから何も聞かないでほしい。ほとんど話せない」
「何よそれ!!なんで何も話せないの!!」
「ごめん、その訳も話せない」
ドアがノックされて瑠璃が控え室に入ってくる。
「遊矢、お兄ちゃんが交渉がある程度まとまったから明日の10時にもう一度訪ねてくれって」
「分かった」
「その子が遊矢の言ってた柚子!?」
「誰!?」
瑠璃と柚子がお互いの顔を見て驚いている。
「本当に遊矢とユートみたいにそっくりね」
「その子、誰なの、遊矢?」
「彼女は黒崎瑠璃。旅先で知り合った。柚子にそっくりで間違えたのがきっかけ。この街には瑠璃のお兄さんも一緒に来てる。ちょっと確認しないといけないこととか色々あってね」
「ねえ、彼女は知っているの、遊矢が話せないことを」
「……当事者だからね」
「……そう」
柚子がオレから離れてデュエルディスクを構える。
「私とデュエルしなさい!!」
「柚子!?」
「ふぅ〜ん、なるほどね。いいわよ。でもここじゃあ狭いから場所を変えましょう。遊矢はお義母さんに会っているといいわ」
今、瑠璃のお母さんの発音が変だった気がする。柚子は余計に怒気が膨らんだ。一体、何がどうなってるんだ!?
「さてと、遊矢がわざわざ気を利かせてステージを借りてくれたし、やりましょうか」
「絶対に負けない!!」
無駄に力が入っているどころか、明後日の方向を見ているわね。
「構えだけでわかるわ。断言してあげる貴女は私よりも弱い」
デッキを少し弄ってからデュエルディスクにセットする。
「バカにして!!」
「「デュエル!!」」
「私の先行からね。まずは永続魔法、黒い旋風を発動してBF-精鋭のゼピュロスを召喚するわ。黒い旋風はBFが召喚された時、その攻撃力より低い攻撃力を持つモンスターをデッキから手札に加える。私はBF-月影のカルートを手札に加えて、カードを2枚伏せてターンエンド」
瑠璃 LP4000 手札2枚
場
BF-精鋭のゼピュロス ATK1600
セットカード2枚
「私のターン、ドロー!!魔法カード、独奏の第1楽章。私の場にモンスターがいない時、手札・デッキからレベル4以下の『幻奏』モンスターを特殊召喚できるわ!!私は幻奏の音姫アリアを特殊召喚!!そして幻奏の音姫ソロを召喚してリリースしてトラン
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