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遊戯王ARC-V 千変万化
第2話
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半年ぶりのタイトル防衛戦、親子揃って逃走か?』








開始時刻が迫る中、オレは瑠璃のブレードバーナーファルコンに乗っている。

「遊矢、見えてきたわよ」

「助かったよ、瑠璃」

「ううん、お兄ちゃんのせいで遅れそうになっているんだからこれぐらいはね」

スタンダードに戻ってきて一番最初に行ったのが、LDSの社長、赤羽零児の元に隼を連れて行くことだった。本来なら防衛戦にまで時間がなかったので先に会場に向かって防衛戦を行ってから向かおうとしたのだが、隼が先に会わせろとうるさかったのでLDSに向かったのだ。そして、チャンピオンの知名度でごり押ししてなんとか赤羽零児との会談を取り付けて、ついでにペンデュラム召喚のことを仄めかしておいた。

その後、急いで会場に向かうために瑠璃に送ってもらっているのだ。そして時間ギリギリに会場の上空にたどり着いた。

「それじゃあ、行ってくる」

そのままブレードバーナーファルコンから飛び降り、2枚のカードをデュエルディスクに置く。

「EMバリアバルーンバグ、EMトランポリンクス」

2体のモンスターを踏み台にして地面に着地する。

「Ladies and gentlemen.榊遊矢によるエンタメデュエル、楽しみにしていてくれたかな?」

オレの登場に会場が盛り上がる。

「巷じゃ心を病んで逃げ出したって言われてるけど、この通り、新たなカードと共に帰ってきたよ。今日はみんなにその新しいカード達を紹介しよう。準備の方はいいかな、サイバー流師範マスター鮫島?」

「ええ、私も楽しみにしていましたよ」

「それじゃあ、ニコ・スマイリー!!デュエル開始を宣言しろ!!」

『えっ、あっ、はい!!戦いの殿堂に集いしデュエリスト達が、モンスターと共に地を蹴り、宙を舞い、フィールド内を駆け巡る。これぞデュエルの最終進化系』

「アクション!!」

「デュエル!!」

「先攻は挑戦者からなんだけど、サイバー流だと後攻のほうが有利だっけ?どうする?」

「では、後攻をもらいましょう」

「OKそれじゃあ、オレのターン。オレはペンデュラムモンスター、EMドクロバット・ジョーカーを召喚して効果を発動。召喚に成功した時、デッキから『EM』モンスター『魔術師』Pモンスター『オッドアイズ』モンスターをデッキから手札に加えることができる。オレはオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを手札に加えるよ。そしてフィールド魔法、天空の虹彩を発動。自分フィールドのカードを破壊してデッキから『オッドアイズ』カードを手札に加えれるよ。オレはドクロバット・ジョーカーを破壊して2枚目のオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを手札に加える。そして、フィールドから墓地に送られたペン
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