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遊戯王ARC-V 千変万化
第1話
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TK1200
乾きの風
潤いの風
セットカード1枚

「俺のターン、ドロー!!くっ、カードを1枚伏せてターンエンドだ」

「エンドフェイズに潤いの風のサーチと回復、そしてジャスミンの効果を発動。2枚目のジャスミンをサーチしてドロー」

ストロング石島 LP4000 手札3枚

セットカード2枚

「オレのターン、ドロー。スタンバイフェイズにピケルの効果で回復。ジャスミンでドロー」

遊矢 LP3200→5200

「手札を1枚捨ててツインツイスターを発動。魔法・罠を2枚まで選択して破壊する。オレはそっちの伏せカード2枚を選択」

「ミラーフォースと攻撃の無力化が!?」

「さあ、これで怖いものはなくなった。バトル、セームベル、ピケル、クラン、ジャスミンの順で攻撃だ!!」

「まだだ、まだ終わらん。ジャスミンのダイレクトアタック時、アクションマジック、回避を発動!!これで俺のライフは残る」

ストロング石島 LP4000→800

「それはどうかな?」

「なにっ!?」

「速攻魔法、ダブルアップチャンス。攻撃が無効にされた時、無効にされたモンスターの攻撃力を2倍にして再度攻撃できる。みんな、ストロング石島に抱きついて動きを封じるんだ」

ジャスミン以外の幼女たちがストロング石島の巨体に抱きついて動きを封じる。

「くそっ、離せ!!アクションマジックが」

「アクションマジックは拾わせないさ、ストロリコン石島!!」

「勝手に名前を改変するな!!」

「さあ、お楽しみはこれまでだ!!ジャスミンでダイレクトアタック」

ジャスミンの攻撃が当たる直前、抱きついていたみんながストロリコン石島を盾にするように背後に逃げる。

「くそおおおおお!!」

ストロング石島 LP800→0

「チャンピオンの座GET!!父さん、帰ってくるまではなんとか死守してみせるから、だから早く帰ってきて!!」








チャンピオンになって2年半、未だに父さんは帰ってこない。遊勝塾は父さんのファンだった人たちが辞めて、規模は小さくなった。オレはオレでラジオやインターネットの動画サイトでリクエストがあったカードをメインにしたデッキを紹介したり、遊勝塾の講師をしたり、チャンピオンの防衛戦をこなしながら過ごしている。

この2年半でいつまでチャンピオンの座を守ればいいのかと何度も自問してきた。正直言って疲れ切っていた。その姿に母さんや親しい皆が心配してくれるのだが、それが逆に辛いと感じてしまうほどに疲れ切ってしまった。最近では、柚子すら避けるぐらいに。作った笑顔で周りを楽しませるピエロ。それが今のオレだった。

オレは自分の笑顔を取り戻したい。父さんが心配するだろ
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