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信念貫きし少年の軌跡
第1話
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にずらしてます、ばれる事はないでしょう』
「早い行動だな」
『いえ』

こんな会話をしている中でも相手の情報を引き出そうとしているため、理解できるものが見たら、異常なのがよく分かる状態で確認をしている一人と一機。

「さて、まずは住む場所だな・・・あぁ、あそこのマンションが開いてるらしい」
『星から情報を引き出したんですか?』
「あぁ、金も引き出した」
『・・・犯罪では?』
「知ってるか?世の中犯罪何てそれこそ呆れるくらいしてるやつはいるぞ?」

悪いとは思うがな。
の一言は追加されたが、確かにその通りなのである。
しかし龍斗もだからといってやっていいとは思っていない。

「はぁ・・・えっと、ここか」

マンションにてすでに部屋は用意されており、同時にあの神か、と龍斗は考えている。
しかし、龍斗はのちに気づく、このマンションはA\'sの時期にフェイト達が過ごす場所であり、原作にかかわる事はとてつもなく容易になっているという事を。

「・・・はぁ、どうするか」
『どうしたのですか?』

溜息と同時に吐き出される愚痴にクロスは反応する。

「いや、転生者の数が一応分かったが、多いゆえにやる気がそがれてくんだよ」
『それでもそれが使命なら行動あるのみでは?』
「クク、やっぱりお前はクロスだよ」
『?ありがとうございます』
「さて、まずは準備か・・・家具は大抵あるし、材料もある、しばらくは大丈夫か・・・こいつらがいなければな」
「こいつらって・・・酷くないですか?」
「一応2人なんだが?」
「お前らは静かにしててくれ・・・ハルにキョウ」

目の前にいるのは一見双子に見えるほどに似ている存在。
兄妹と言われたら間違いなく信じてしまうほど似ているのだが、この2人の正体は、

「まさか別の世界の俺のイレギュラー体とは思わんだろう」
「そうですね〜性別そのものが違ったりしますし」
「俺は無駄に皮肉を言ったりするって言われるが?」

この2人は龍斗自身の別の可能性として存在し、今は共に進む存在・・・のはずが、

「まさか自身とはいえなくなるとはな」
「便利なんですよ?血が繋がってないって」

この言葉から気づく人はいるかもしれないが、ハルは龍斗の事が好きである。

「で?どうする?転生者は数が多いみたいだが?」
「そうだな・・・まぁ、とりあえずは軽く接触だな」
「そうですね、ボクも面倒は嫌ですから」

この3人、揃って面倒臭がりである。

「さて、今日は寝よう」
「あっ、一緒に寝ていいですか?」
「構わないが・・・キョウはどうする?」
「・・・馬に蹴られて死ぬのは勘弁な」

早くも上下関係が出来た瞬間である。
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