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子虎迷走記
第6話 気付いた心、互いの始まり 前編
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くれた。
どうやら護人との約束らしい。

銃は他の武器と違って安易な気持ちで使えるからだそうだ。
間違いが起こったら大変だしな。

護人の許可をもらったらいくらでも売ってあげると言いにゃあははははと笑い出すメイメイにソノラは禁断症状を起こしかけるし、わりとカオスな事になった。

その後若干レックスの顔が疲れていたが、気のせいだろう。

「気のせいじゃないよ!」

お、お前はエスパーか!
だって俺、虎だよ?手伝おうにも手伝えないじゃん!

しばらく俺はレックスにジト目で見られる事になった。



その後、狭間の領域に行ってからユクレス村の広場に来るとスバル達がいた。

いつもユクレスの前に集まって何して遊ぶか決めるらしい。

一緒に遊ぼうと誘われた俺とレックスはスバル達と遊ぶ事になった。

ってレックスも遊ぶのかよ!
まあ、意外に子供っぽい所あるけどさぁ……お前何歳よ。

……

し、しまった自爆した!!俺も思いっきり遊べる歳じゃなかった!!
子供になってる事に違和感なくなってきたよ!

やばい、やばいよ!

俺は後3年で成人だぞ!子供だが子供じゃない年齢だよ!
妖精さんや10才くらいの子供とわいわい遊ぶ年齢じゃ……

「なにしてるですかーユキユキさーん!置いてっちゃいますよー!」

「ギャウー!」

俺は結局敗北した。

何にとは聞かないでくれ……



所変わって風雷の郷。

大きな池の前に案内された。
池には大きいハスみたいな葉っぱがたくさん浮いている。

おばけ水蓮って言うらしい。大きさは大人が乗れるくらいのでかさがある。
なるほど、確かにお化けサイズだ。

すると説明してたスバルがハスの葉の上に飛び乗った。
けど沈まない。すげー!

ふわふわ弾んで楽しいらしい。
やるやる!俺もやる!

飛び乗ると確かにふわりと弾む。
おもしれー!!

「ギャウウ♪」

「ユキユキさん楽しそうですー」

「ほんとだー」

次々とハスの上を飛んでも大丈夫。
でもレックスは長く乗ることができないようだ。

さすがに大人の体重は長く支えられないらしい。

そこからどれだけ早く向こう岸につけるか勝負が始まった。
虎の本気見せてやんよ!

スタートと同時にフルスピードでハスの上を飛んでく。

「は、速い!」

レックスは驚きながらもハスを飛んでる。

「ユキユキさんすごいですー!地面の上を走ってるみたいですよー!」

フハハハハハ!実践で地味に鍛えられてる俺のスピードは誰にも負けないぜ!!



……ただいま絶賛自己嫌悪中の俺です。

あまりのハスの楽しさに何かのたがが外れたようです。
途中か
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