第3章:再会、繋がる絆
第50話「次元犯罪者を追って」
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を跨いだ所ですね。21個もありますから、位置がわかりやすいです。...方向は...二時方向に進路を変えた先です。〉
「...わかった。艦長!」
「ええ。管制室に伝達。二時の方向に進路を変えてちょうだい!」
「了解!」
シュラインの言葉に、クロノがリンディさんに指示を仰ぎ、リンディさんがシュラインの言った位置へ向けて進路を変えるように指示をする。
「...次に見つけるまで時間があるだろう。それまで解散していてくれ。」
〈また移動するかもしれませんので、私は残ります。マスター、よろしいですか?〉
「え、あ、うん。いいよ。」
司さんがシュラインをクロノに預け、僕らは一度解散する。
...長丁場になりそうだな...。とりあえず、今日はもう遅いし寝るか。
「はい、司さん。」
「あ、ありがとう優輝君。」
翌日。食堂にて、司さんの分の朝食を運ぶ。
「昨日から元気がないな。」
「...うん。ちょっと、色々知りすぎちゃったから...。」
「まぁ..あれはなぁ...。」
誰でもあれは驚愕の事実だと思う。
(司さんにとって)因縁のあるジュエルシードが、まさか自身に深く関わってるだなんて、普通は思わないだろう。
「椿ちゃんは?」
「葵と一緒に飛行練習。...と言っても、僕らと大差ないくらいには上達してるけど。」
度々嘱託魔導師として僕が動く際に、(便宜上)使い魔である椿とそのデバイスである葵も連れて行くので、その度に椿は飛行技術を上げている。
元々戦いには慣れているから、その分上達も早いのだろう。
「....司さん、ふと気になった事があるんだけど...。」
「どうしたの?」
「昨日のジュエルシードの件。...25個中、21個は敵の手中で、多分3個は元々あった世界にある。....じゃあ、残り一つは?」
...そう、何気に見落としていた残り一つのジュエルシード。
シュラインとその一個で司さんの先祖を地球に転送させたらしいけど...。
「...まだ、次元の狭間を漂流してるんじゃないかな...?シュラインがそうだったみたいに。」
「...普通に考えれば、それが妥当かなぁ...。」
嫌な予感が拭えない。
以前にあった司さんやシュラインの調子が悪いという件。
あれはまだ解決した訳でなく、支障が出ない程度に今も続いている。
...もし、その原因がジュエルシードだったら?
先程、そう考えてしまった。
「(...残り一つはシュラインの中に収納されているんじゃないか?だからこそ、他のジュエルシードの位置も掴める...。)」
そこでふと、
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