第3章:再会、繋がる絆
第50話「次元犯罪者を追って」
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たんだ。」
つい最近?ロストロギアを盗んで逃走?
....まさか、それって...。
「...その犯罪者の名前は“クリム・オスクリタ”。...今回の事件と同一犯だ。」
「なっ....!?」
そう、その名は先程の説明の際、出てきた名前だ。
ジュエルシードを盗んだ張本人。...まさか、両親を行方不明にした犯人だったとは...。
「...犯人を逃さない理由、増えちまったな...。」
「君の両親の安否は分からない。...が、確かに、逃せない理由は増えたな。」
まさか、こんな所で事件が繋がるなんてな...。
「とりあえず、クリム・オスクリタが見つかるまで待機していてくれ。」
「ああ。分かってるさ。」
僕ら個人で探すより、アースラの設備を使って探した方が効率がいいからな。
「じゃ、ちょっと体を動かしてくる。」
「ああ。あまりやりすぎないでくれよ?」
大丈夫だと手を振って、僕はアースラ内にある模擬戦場に行く。
『クリム・オスクリタを発見した!至急向かってくれ!僕も向かう!』
「っ、了解!」
適当に体を動かして休んでいると、クロノから連絡が来た。
すぐさま転送ポートに向かい、指定の世界に転移する。
「....あの洞窟か...。」
向かった世界は無人世界。そこの天然の洞窟に身を潜めているらしい。
「...僕が奇襲をかける。皆は逃げ出した時のために包囲していてくれ。」
「分かった。だが、洞窟だぞ?既に袋小路な気がするが...。」
クロノの言葉に織崎がそう返す。
ちなみに、今この場にいるのは僕、フェイト、ヴィータ、奏、織崎、クロノの六人だ。
今の所ジュエルシードも発動していないし、速いか小回りの利く人選らしい。
「忘れたか?奴は次元転移すら可能にする転移系ロストロギアを持っている。油断すれば一瞬で逃げおおせる代物だ。」
そう。これが管理局からジュエルシードを盗めた要因。
僕にとっては両親が行方不明になった原因でもあるロストロギアだ。
確か、名称は“メタスタス”だったな。
「では、行ってくる。感づかれる真似はしないでくれよ?」
そう言ってクロノが洞窟へと音を立てずに向かっていく。
「(さすが執務官。身のこなしはバッチリだな。)」
クロノは僕程ではないけどなんでもそつなくこなせる。魔力も僕より多いしな。
なのはやフェイトもカートリッジなしではなかなか勝てない程に強いし。
「...僕らも行こう。」
僕がそう言い、皆も包囲するように位置に就く。
もちろん、感づかれないようにだ。
「....
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