アクノロギアvs.イグニール
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い話に出ていたウォーレン。どうやら彼女たちの目的はその人物らしく、ドランバルトの瞬間移動でこのまで来ていたようだ。
「お前も来い、カミューニ」
「言われるまでもねぇよ」
これだけの騒ぎでも一切目覚める様子のないラクサスを担ぎ上げる。それから俺たちは、ドランバルトの魔法でバラバラに砕け落ちた冥府の門の本部へと向かった。
シリルside
「もしかして・・・あのドラゴンって・・・」
現在上空でアクノロギアと熱戦を繰り広げている炎のドラゴン。それが火竜の異名を持つナツさんと仲良く話していたってことは・・・
俺の頭の中に浮かび上がっている一つの推測。それを確認するために、あのドラゴンに投げられたナツさんの元へと全速力で向かっている。
「あれ・・・?」
おおよその地点しかわかっていないので、何となくで進んでいる俺の目に、一人の青年の姿が飛び込んでくる。
「グレイさん!!」
「ん?」
俺が見つけたのは黒髪の妖精、グレイさん。彼を見つけたとすぐに俺は仲間の元に駆けていく。
「無事だったんですね」
「おめぇもな」
相変わらずの上半身を露出した格好に、傷だらけになっている体。だけど、その中で俺はある部分に視線が止まる。
「その腕・・・」
彼の右腕に色濃く刻まれている模様。それは、俺の左腕にあるそれとほとんど同じものだった。
「あぁ、これか」
俺の視線に気付いた彼は、顔の前にその腕を持ってきてそれを見せつけてくる。
「親父からもらったんだ。冥府の門を潰すために」
「親父?」
グレイさんのお父さんがどこかにいたということなのだろうか?でも、それがなぜその魔法を手に入れることになったのかはイマイチ理解できていない。
「お揃いですね」
「!?」
言葉に詰まったので、自分の腕にある模様を見せる。グレイさんはそれを見て、大きく目を見開いた。
「なんでお前がそれを・・・」
「捕まってる間に色々されまして・・・」
全裸にさせられたかと思えば、妙な魔法を組み込まれて・・・なんだか遊ばれまくっている気がするのは俺だけなのだろうか?
「その魔法・・・使えんのか?」
「一応・・・」
これ単体では使うことはできていないけど、滅竜魔法と合わせてならなんとかいける。たぶん水天竜の時と同じ感覚なのかな?まだ覚えたばかりだから、全然わからないや。
「グレイさんはどうなんですか?」
「俺も似たようなもんだ」
頭をかきむしりながらそう言うグレイさん。なんでも彼はつい先程手に入れたばかりらしく、一度
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