第三十四話
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か変わるさ」
「なるほど……それならば仕方がないな」
ヒースクリフは少し残念そうにしながら、活躍の機会がなかった《神聖剣》を自らのアイテムストレージにしまった。
「突然変なことを言ってすまなかったね。お詫びに、とっておきの情報を教えよう」
……とっておきの情報?
まさかユニークスキル《神聖剣》の取得方法……なんてことはありえないな。
「第十九層《ラーベルク》の小さな丘の上に、午後8時限定で隠しモンスターが出るらしい……行ってみることをお薦めしよう」
そう言い残し、ヒースクリフはそもそもどこかに行く用事があったのだろう、どこかへ立ち去っていった。
……隠しモンスター。
通常のモンスターとは違って一度限りしか現れないこともあり、倒したときには、だいたいその希少性に見合ったレアアイテムを入手することが出来るのだ。
ヒースクリフが何故そんな情報を俺に渡したのかは分からないが、この情報が本当ならば、行かないわけにはいかない。
つまり、だ。
「ナイスな展開じゃないか……!」
知らず知らずの内に口癖を呟いてしまうが、テント内からアリシャとダイセンの商談はまだまだ続くような声が聞こえ、ついつい肩を落とした。
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