第4話、朝の会議
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ク一門に大きな影響力を持つボアテング伯爵に念を押した。
「本家殿の決断には従う。皆の説得をすると約束しよう」
首席執事の爺やに問われ、ボアテング伯爵はきっぱりと約束した。
「伯父上。お頼み申す」
ブラウンシュヴァイク家の一門には、ボアテング伯爵を名付け親に持つ当主や後継者がかなり居る。
その上、ボアテング伯爵の後押しや尻拭いのおかげで当主になれた貴族が結構居る。
そういう裏事情を考慮すると、ボアテング伯爵は決してないがしろに出来ないし、欠点あれど様々な面で役立つ人物だ。
「ではもう少しローエングラム伯爵への対抗策について話し合うとしよう」
「お待ち下さい。そろそろ我等は今日決まった案件の指示を出しに行かねばなりません。ブラウンシュヴァイク公爵の予定の空く、夜九時頃にもう一度集まりましょう」
「分かった」
一時解散だ。側近は頼りになるが、やはり知識のある俺が方向性を定めないと駄目だろう。夜までに考えをまとめて案だけでも出さないと・・・
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