第4話、朝の会議
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族達の監視網がある状態でねつ造した証拠を仕込むことは難しい。
下手をすればベーネミュンデ侯爵夫人の二の舞だ。帝国の秩序を乱した罪を悔いて服毒自殺をすることになってしまう。
「監視網など完全とはいえん」
ボアテング伯爵が反論した。確かに何事も完璧などあり得ないので、書類とかの仕込みみたいな高いリスクは取れない。せいぜいラインハルトに出し抜かれないよう、監視体制を増強させよう。
で、何の話をしてたっけ? 本題はたしかラインハルトが優秀かどうかだったな。
「伯父上。わたしとて金髪の孺子が優秀と考えるだけで、胸も張り裂けそうな苦痛を受けます」
「最近の本家殿の奇行はそのせいか・・・ 納得しましたぞ」
気功? えっ?
「とにかく、金髪の成り上がりについてはわたしにお任せ下さい。もし敵を過小評価して遅れをとれはブラウンシュヴァイクの名折れ。圧倒的な軍事力を見せつけ、金髪の孺子を恐怖に震わせてやります」
俺は成り行きで大言壮語を吐いた。もちろん達成できるとは微塵にも思っていない。
「金髪の孺子如きのために軍事力を強化するというのか。まあよい青年貴族の引き締めに役立つこともある。ここは黙って本家殿に協力しよう」
「ありがとうございます」
「公爵閣下。軍事力の強化に動けばリッテンハイム侯とリヒテンラーデ候が警戒心を抱きます。対ローエングラム伯爵の共闘に水を差すの可能性があります」
次席執事のカーソンがブラウンシュヴァイク家のライバル達の動向に懸念を示した。
確かに不信感を買うかもしれないが、軍事力の強化は必要不可欠だ。
「軍備の増強は帝国政府にきちんと報告すれば問題無いだろう。訓練は遊んでいた私兵を鍛え直すだけの話だからな。リヒテンラーデとリッテンハイムを出し抜く良い機会だ。わたしが事前調整を担当しよう」
ボアテング伯爵が鼻を鳴らして言った。てっきり怒られたり嫌みを言われるのかと思ったら、ブラウンシュヴァイクの政治的ライバル・・・国務尚書リヒテンラーデ候と門閥貴族の名門貴族リッテンハイム候への闘争本能で機嫌が治ったようだ。
「説得できるのですか」
「こちらの動きを知らせるだけだ。あとは本家殿の方から、皇帝陛下に若手貴族の堕落を鍛え直したい、つきましては正規軍と指揮官をお借りしたいと、堂々と上奏してお墨付きを貰えばよい」
なかなか良い案に思える。
「さすが伯父上。諸卿はどう思う」
「よろしいと思います」
爺や以外の全員が頷いた。特に問題ない意見のようだ。
「ボアテング伯爵。ブラウンシュヴァイク一門の私兵は統一的に扱ってこそ示威行為になります。一門の皆様には旦那様の計画に積極的に協力するべきと思いますがいかがでしょうか?」
家宰のグライデル男爵がブラウンシュヴァイ
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