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だった」
ラウラ「そんな…教官を優勝させる為にそんな……幾らなんでも横暴過ぎます!」
千冬「私もそれを始めて聞いたはそうだった。だが国のイメージダウンを阻止する為なら仕方ないだろう」
ラウラ「……」
教官の千冬に話を聞く間、ラウラは驚いたり政府の対応にショックを受けたり怒ったりもしたが、最後に放たれた言葉に沈黙してしまった。
千冬「あれ以来私は心に誓った。どこかであいつと再会した時は、必ずその事を謝り、そして私の下に帰らせて二度とあいつの側から離れないと。
だが……今回それは叶わなかったがな……」
ラウラ「……教官、私もお手伝いします。」
千冬「お前の気持ちはありがたい、だがお前は代表候補生で隊長だ。オマケにあいつに惨敗してしまっている。そんなお前が私の手伝いをするなぞ100年早いぞ」
ラウラ「それは同感です。ですが、このまま負けたままで終わりたくないのです。
お願いします教官、私を一から鍛え直して下さい」
千冬「……解った、お前がそう言うなら鍛えてやろう。だが私はもうじき日本に帰らなければならない。特訓の時間はかなり限られてる、ハイペースで進めるからついて来れるか?」
ラウラ「無論です、教官」
己の敗北を認めきれてないラウラは白夜とのリベンジに備え、教官の千冬から一から鍛え直してもらうことになり、訓練はより激しいものなった。
そのお陰で何人もの士官がヴァルハラへ旅立ったというのは言うまでも無い。
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白夜SIDE
ドイツでの一件から暫くした雪が降り積もる12月23日、俺はアメリカの街を歩いていた。今度の依頼はISの強奪やテロ活動をやってる〈ファントムタスク〉って企業を攻撃、これを壊滅することだ。
たく…IS強奪なんざやるとは随分物好きな連中だな。まあいいや、どっちにしても叩き潰すことに変わりは無いしな……
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白夜「ここか…奴らの根城は……」
情報を頼りに目的地に着いたはいいけど、そこは高層ビルとかじゃなくてゴミ溜めみたいなスラム街の一角にある古ぼけたアパートだった。
たく…ここが連中の本拠地とはな……まっ、それは俺も同じだから人のことを言える立場でもないな……
まあどっちでもいいけど、サッサと始めっとすっか!
≪ドカーンッ!≫
まずは大胆に錆びれたドアを蹴破って中へと侵入。
本当に中も古ぼけて趣味が悪いと思うぜ……
「誰だ貴様、いきなり入って来やがって!」
おやおや、早速お出迎えか。しかもIS纏っての登場とは滑稽なサプライズだな……
ん?待てよ、よく見りゃあのIS……
白夜「お前、もしや俺を…いや、織斑 一夏を誘拐した輩
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