第44話(インターミッション終了)
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
責任を持つ事だ。そして………大事に慈しんでやるといい。」
「あ……はい、そのつもりです。」
「……お父さん?」
「ああっ………ロイドとレン!?」
ロイドたちがアリオスと会話をしているとシズクとキーアがロイド達に気付いて驚いた。
「気付かれちゃったか………」
「………ふむ。」
二人に気づかれたロイド達はアリオスと共に2人に近づいた。
「お父さん、お帰りなさい。お仕事、大変だった?」
「いや………今回はそうでもなかったな。ただいま、シズク。」
シズクに尋ねられたアリオスは静かな笑みを浮かべてシズクを見つめた。
「このひと、シズクのおとうさん?すっごく背が高いねー。それになんかつよそー!」
「えへへ………そう?ロイドさんたちも………こんにちは、おひさしぶりです。」
キーアの父に対する印象を聞いたシズクは嬉しそうな表情をした後、ロイド達がいる方向に向けて挨拶をした。
「ああ、お久しぶり。」
「ふふっ、キーアと仲良くしてくれたみたいね。」
「あ、いえ、わたしの方こそ仲良くしてもらっちゃって。」
「……ところでロイド。キーア、ぜったいにここに泊まらないんだからね!?」
レンの話にシズクが恐縮した様子で答えるとキーアはロイドを真剣な表情で睨んで答えた。
「ああ、それはもうわかったよ。あ、でも………ここに泊まればシズクちゃんと一緒にいられるかもしれないぞ?仲良くなったみたいじゃないか。」
「ホントー!?あ、でも………やっぱりロイドたちと離れるのは………」
「もう、ロイドさん……イジワル言っちゃ駄目です。キーアちゃん、困ってますよ。」
「はは、そうだな。ゴメン、キーア。今日はそろそろ帰ろうか。」
シズクに言われたロイドは苦笑した後、キーアに視線を向けて帰りを促した。
「えー、でもシズクともうちょっと話したいなー。」
「また、遊びに来ればいいのじゃないかしら?もしくはシズクに街に来てもらうか。」
「んー、そっか。」
「フフ………その時はどうかよろしく頼む。―――シズク、抱き上げるぞ。」
「あ、うん………!」
娘と仲良くなったキーアに静かな笑みを向けたアリオスはシズクを抱き上げた。
「アリオスさんは今日はこちらの方に?」
「ああ、一泊するつもりだ。―――キーア。今後もシズクと仲良くしてくれ。」
「うんっ!シズク、またねー!」
「うん………!キーアちゃんもまたね!」
そしてシズクを抱き上げたアリオスは去って行った。
「さてと………俺達もそろそろ帰るか。」
「そうね……いつの間にか夕方になっているし。」
「そーいえば………わぁ、お空がマ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ