機動戦艦ナデシコ
1372話
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が出来ない以上、ここで一旦区切りを付けておいた方がいいのは事実なんだよな。
「では、早速地球に通信を送りたいのですが……」
「ああ、量産型W、連れていってやれ」
「了解しました」
量産型Wが短く答え、ヨシサダと共に部屋を出て行く。
それを見送った俺達は、少しの間沈黙に包まれた。
そんな中で最初に口を開いたのは、オウカ。
「今回の件、どうなると思いますか? 私は、とてもじゃないですけどまともに終わるような気がしないのですが」
オウカの言葉は、皆が同意見だったのだろう。それれぞれ言葉には出さないものの、頷ずいている者も多い。
「ただ、せめてもの救いは私達が橋渡し役をしているという事ではないかしら。木連も連合軍も、迂闊な真似は出来ないでしょう?」
「千鶴の言いたい事も分かる。分かるんだけど……果たしてグリューノ達がそれを受け入れられるかどうかが問題だ」
個人的には、この会談を切っ掛けとして戦争を何とか和平に持っていって欲しい。
そこまでいかなくても、せめて停戦くらいには出来ればと考えている。
だが……その辺の出来事は、こっちで何かを考えてもその通りになるとは限らない。
それこそ、どんな結末となるのかは神のみぞ知るって奴だな。
……神は神でも、ダークブレインとかそんな神は真っ平御免だが。
ふとそんな事を考え、俺は苦笑を浮かべながら会談へと思いを馳せるのだった。
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