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転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1372話
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 そういう事なのだろう。
 まぁ、木連と地球の戦争が終われば、チューリップやヤンマ、カトンボの生産プラントもすぐに使わなくなるとは言わないが、それでも使用頻度は落ちる筈だ。
 そうなれば俺達シャドウミラーが入手出来る可能性が高くなるらしいけど……これ、随分と時間が掛かるんじゃないか?
 下手をしたら数年、いや、下手をしなくても数年単位で時間が掛かりそうなんだが。
 ともあれ、連合軍にしろ木連にしろ、会談を仲介したシャドウミラーに対しては大きな借りが出来るのは違いない。
 だとすれば、借りを貯めてバッタの生産プラントではなく、もっと上の生産プラントを入手出来るという可能性もある……のか?
 ともあれ、そんな具合になっている訳で。

「別にこっちの都合もあっての事だしな。それに、会談が行われる場所はシャドウミラーがこの世界で本拠地にしている火星だ。連合軍と連合政府の方で火星にやってくる奴がいればいいんだけど」

 そう言うが、実際にはいると思っている。
 グリューノ辺りは強硬派だから正直微妙だが。
 この会談は俺達シャドウミラーが取り持った会談だ。
 恐らくこのナデシコ世界でもシャドウミラーがどれだけの力を持っているのかを知っているという意味では、グリューノは確実に上位に位置するだろう。……アカツキには及ばないだろうが。
 ともあれ、そんな俺達の顔を潰すような真似をするとは思えない。
 それに何より、今回ヨシサダを通して会談を持ちかけるという事は当然ヨシサダを派遣するように手を回した人物……ミスマルの手柄という事にもなる。
 その辺を考えれば、穏健派のミスマルが会談に出てくる可能性も高い。
 そうなれば、まず連合軍側から会談をどうにかするという事は考えなくてもいい訳だ。
 ヨシサダもその辺は考えているのだろう。笑みを浮かべて口を開く。

「問題はないでしょう。今回の件を逃せば、色々と手遅れになりかねません。だとすれば、グリューノ司令も確実に参加する筈です。それと、ミスマル提督も」
「だと、いいけどな。……後は木連の方の問題もあるか」

 ヨシサダが、不思議そうな表情を俺の方へと向けてくる。

「この前、非常警報が鳴っただろ?」
「はい。ですが……いえ、なるほど。つまりまだ完全ではないと?」
「だろうな。そもそも、俺の命を狙った相手も口封じに暗殺されている。だとすれば、まだあの件に関わった相手を全員捕まえたとは思えない」

 一応草壁からは、その辺に関しては心配いらないと連絡がきてはいるんだが……現状でそれを完全に信じられる筈もない。

「ですが会談場所は火星なのでしょう? では、向こうも何も出来ない……とは言いませんが、それでも打つ手はないのでは?」
「火星に存在するチューリップを全て破壊したとは限
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