第39話
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らされる利益をわかっており、若いながらも経営者としての片鱗を見せていました。残りの2人の妹さん達はやはりあのユイドラ領主の娘なのか、職人としての腕も若いながら良さそうでしたし、武の力もそれなりにあるかと。エプスタイン財団の娘さん……魔導杖そのものも興味深いですが特殊な資質を持っているようです。赤毛の彼は………フフ、これは私のカンですが我々と似たような匂いがしますね。そして未だ私達の前に現していない”叡智”と称される天使の方ですが………報告を見る限り、一課の刑事たちをも超えるずば抜けた推理、そして相当の武や知略をお持ちのようです。それこそ市民達が噂しているように2人目のクロスベルの”真の守護者”と言ってもおかしくないでしょう。油断をすれば最後、私達も策に嵌められそうで、手強い相手ですね。後は彼らに従う異種族の方達ですが……フフ、正面から戦えば、我々に勝ち目はないでしょう。」
「………なるほど。………………………」
ツァオの話を聞いた黒衣の男は考え込み
「しかし……どうしてまた彼らに興味を?」
「なに………少々、試したくなってな。この私の―――”銀”の依頼を託すのにふさわしい相手であるのかを。」
ツァオに尋ねられ、黒衣の男―――銀は静かな口調で答えた。
そして翌日、朝食や朝のミーティングを済ませたロイド達は今後の捜査についての話し合いを始めた…………
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